心や意識の哲学の本には必ず「脳のニューロンをシリコンチップで置き換えるとどうなるか」という話が載っています。
当ブログで度々触れているチャーマーズの大著も同様です。
哲学者は、この種の話題が大好きなので喧々諤々の議論を続けています。
しかし、脳にあるニューロンの数は1000億個くらいあるのです。
仮に、ニューロンと殆ど同じ機能を持つシリコンチップが出来たとしても、それを生きているニューロンと置き換えるというのは実現不可能です。
実現不可能なことに対して「それが仮に出来たとするとどうなるか」と問うこと自体が無意味なのです。
この種の問いに関して議論することは哲学者の大好きな机上の空論に過ぎません。
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