現在、新型コロナが蔓延して感染しても入院できずに自宅療養を強いられる人が急増しています。
しかも、自宅療養中に容態が急変して亡くなる人もいます。
何という悲劇でしょうか。
数十年に一度という災害も毎年のようにあります。
将来に希望を持てることが殆どなくなりました。
大学受験に失敗した頃の話です。
生活費の足しにするためアルバイトをしました。
そのアルバイト先の会長さんから次のような道歌(教訓歌)を教えてもらいました。
「憂きことの なおこの上につもれかし 限りある身の力ためさん」
「怠らず 行かば千里のはても見ん 牛の歩みのよし遅くとも 」
「明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」
これらの歌は苦労続きの若い身に染み込み勇気を貰いました。
今の若い人はこのような歌を知る機会はないと思いますが、悩みや苦しみを抱えている時にはきっと役立つと思います。
道歌の入門書に次のものがあります。
岡本彰夫『道歌入門ー悲しいときに口ずさめ、楽しいときに胸に聞け』、幻冬舎(2018)
この本には前述の歌はなかったのですが、今の心境にピッタリな歌がありました。
「年を経て 浮世の橋を見返れば さても危うく渡りつるかな」
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