「いし君」の晴遊雨読

雑食性・多趣味・お出かけ大好き症候群
(写真と文面は関係ありません)

昭和は遠くなりにけり

2011-01-03 | いろいろ思う事

正月3日目の雑感

昨日の投稿で高嶺秀子が亡くなった事を書いた

高峰の死は昭和が次第に遠のいていくな~~が実感の昨今

私が若い頃は明治100年(昭和42頃)を経過し

~~明治は遠くなりにけり~~の言葉が流行った


降る雪や明治は遠くなりにけり  中村草田男  
解説 :
   この句は昭和6年(1931年)大学生だった草田男が
   大雪の日にかつて学んだ母校の青南小学校を訪問
   した際に生まれた。降りしきる雪の中に居ると、時と
   場所の意識が空白となり、現在がそのまま明治時代で
   あるかのような錯覚と、明治時代が永久に消えて
   しまったとの思いが同時に強まったという


草田男が明治を懐かしんだのが明治が終わって20数年のこと
昭和から平成23年まで経過した今年は
「降る雪や昭和は遠くなりにけり」が充分当てはまる。
・昭和に生きてきた人達が次第に消えていく
・昭和の時代が「懐かしく語られる」~そんな時代になってきた


参考
1867・・慶応4年9月8日    明治に改元
1967・・昭和47年        明治100年
2011・・平成23年        明治144年
2067・・平成79年        明治200年