何時まで続くか猛暑、熱中症対策水分補強をこまめに何とか忍んでいる。この暑さに比べ終戦の玉音放送、蒸し暑さの中忍びがたきを忍び暑さも忘れ聴いていた。あれから７０年走馬灯のように在りし日日が蘇ってくる。
機銃掃射遠く聞きつつ駆け入りし退避壕の中土の香の満つ（昭和万葉集より）
壕のうち夜は冷えつつまろび寝る枕上より地ひびき伝ふ
家の周りに防空壕を掘り空襲警報ごとに避難、時には一夜を寝ることもあった私たちの世代、戦争は反対だが時には国や家族を守らなくてはならない、誰が守るのか！
もうすぐ戦後70年首相談話が話題になっている。書籍もＧＨＱと敗戦後遺症、昭和戦争の真実等などで溢れているが、終戦日と言わず素直に敗戦忌だと言えばよい。
敗戦後勝者の占領政策で民主主義の名の基に、家族制度の崩壊、教育の改革、勝者が裁く東京裁判、真実は如何に？日本がよき日本を取り戻さなくてはならない。
勉学も出来ずに防空壕作り、勤労奉仕、軍隊教育、食糧難、我慢がまんの日々、焼夷弾、グラマン戦闘機に機銃掃射を目の当たりにした世代、真の日本語り継がなければならない。衣食住足りて心が無い事件が多すぎる。
近所一帯仲苦しくても皆仲良く過ごしていた・・・
♪とんとんとんからりんと隣組 格子を明ければ顔なじみ
廻してちょうだい回覧板 知らせられたり知らせたり
あれこれ面倒味噌醤油 ご飯たき方垣根越し
教えられたり教えたり
何軒あろうと一所帯 心は一つの屋根の下
纏められたり 纏めたり♪
苦しくても心は皆豊かであった
♪古いアルバム繰るたびに
楽しい夢が蘇る
年を重ねて 何時までも
夢があるから
心は虹の 彩放つ♪
古いアルバムを繰りながら過ぎ来し日々が走馬灯のように次々と現れ、若きに日々が蘇ってくる。友は次々と黄泉の世界へ旅立ち、苦しいかった過ぎし日々戦争～敗戦～復興・等など・・その様な中でも楽しいことが鮮明に蘇ってくる。
余生まだ余白まだあり冷奴 オリンピックまであと5年、米寿を迎える命は神のみが知る、いのち大事にと願いながら生かさせていただこう！
ふっとモノやコトから連想的に歌が生まれドラマ化していく。ここから創作活動が始まる。窓辺から流れる雲、それは様々な想いが形に変ってみえ、歌詞になって若き日の想いが蘇ってくる。
♪欅の千手が空を押し上げて
想いが様々な形になり ゆっくりと流れる雲
何故か言えなかったが
君は聖女となりて 今も祈り続ける♪
昨日は炎暑の中、大学で万葉集から様々な歌の中にある伝説について講座を受ける。伝説に必要なものは作品の中で場所（土地）、人名、それらには固有名詞をもって示されているという事が特徴。固有名詞は、土地に根付いたもので固着性が強い。伝説は独自性を証すものである・・と。様々な例示しながら古の世界に浸り、実証を交え浦島太郎の伝説を証していった。
♪陽が沈みビルの灯が淡く溶け
風が街の彩を変えてゆく
澄んだ光を求め 見上げれば夜空に
輝く君の瞳か 瞬くひかり♪
♪♪ 夢を下さい 消せぬ夢 夢があるから明日がある
明日に向かって出来ること 老人ホームで五七五
思いを皆で描こうよ 幼き日々が蘇る
貴女も君も若返る みんなで作ろう五七五 ♪♪
老人ホームで皆さんとホール響かす大合唱、歌の中から季節の言葉を選び、五七五で思いを綴るお手伝いをしている。幼き日々の事、故郷、父母、友達、山川草木、等などが季節の言葉を織り混ぜて句になり、心が若返り笑顔で元気にその名も「心元気で五七五」会である。
赤い絵の具を筆に浸け
君と出会った海岸で
大きく描いたバラの花
澄んだ光がキャンバスに
吹く風彩を淡くして
思い出までも消してゆく
バラと絵の具がヒントで創作心が心を揺さぶり、思い出を重ね合せてドラマを描いている。アートの世界に嵌ってから一寸した閃きが夢の世界の扉を開き、様々なモノ・コトを語りかけて来る。
◇ガソリンの少なきままに飛び立ち僚機は日ごとに還らざりけり
◇国の為きっとつとめを果たし得て矢弾尽き果て散るぞ悲しき
昭和万葉集「連合軍の反攻」より抄出した若き兵の魂の叫びが心に深く響く、戦争は御免！だが隙を与えず守りはしっかりと！備えあれば憂いなし。8月が近づくと往時の事を思い出す。もう少し戦が続いてをれば私たちも銃を手に戦に向かていかたかも？ 長らえて尊い命大切に生かさせていただこう。
◇敗戦忌父の残せしラジオ聞く
梅雨明け宣言、本格的夏到来！二年連続の熱中症に今夏は元気にと健康に留意している。
健康思考から関する新聞記事、テレビの健康番組、毎日どこかで放映、記事、広告が眼につく。特にテレビ番組などは翌日ネットで入手、コピー出来、項目別にファイルすれば、健康指南書的に活用できる。今では一冊に「私の健康、命大事に」とタイトルを付け健康に努めている。メモ魔、ファイル魔もよし、関心を持つ事で自己管理が大事である。
「 藤原京跡より畝傍山を望む」
戦後７０年、飢えに苦しまずに食豊かになるも短命？長壽国と言われているが健康寿命は男子71歳女性74歳で平均寿命より約10歳も違う。豊かさは良いが、その豊かさが短命の基だといわれる。
養生訓を読み解いていくと明日の自分が見てくような気がする。自分の事は自分で出来る事の大切さを考えよう。最近気になりだしたのは聴覚が弱くなりテレビもつい音声を強くするようになった。でも好奇心は旺盛でコト・モノを深く観ることに努めていとハッと触発されたように琴線が響き合う。そこから創作心が動き出し写真に詩歌にドラマにと膨らんでいくと脳細胞が賦活される、これが私の長寿法である。
健康と命の事が養生訓を読み解み解くことで生きるヒントが得られる。明日を信じて生かさせて頂こう！