木の下で話しましょう

ソトコトとは、木の下で話しましょう、というアフリカ語源の福祉用語です。

しあわせかもな

2021-03-15 | Weblog

随分と更新しませんでした

昨年は休業状態の労働をコロナのせいにして部屋でごろごろしてました

そんな折にスマホのカラオケアプリで多数の変態に出会いラインなど楽しみました

最初は還暦前の男女でした

男性が、歌手志望だったらしい歌の上手い美人の女性に惚れてしまい四国から秋田へ恋の逃避行をしました

互いにフオロワーに気を遣い好意のないふりをしてましたがそんなウソはすぐに露見してしまいます

このふたりは毎日私に電話をしてのろけます

恋するふたりののろけ話を聞くぐらい腹立たしく不愉快なことはないと思い知らされました

当人らにもそのように説明しましたが燃え上がる炎は誰かに言わないと鎮火しないようです

どこが変態かというと女からの真夜中の電話と虚言癖、男の束縛癖、変態気味の合体癖、まだまだありますが

他人様ゆえあまりな事も書けません

それらを自慢たらしくいちいち報告されましたのです

彼女はマルチ商法の女王様のようで有名人らとの写真を自慢して勧誘します

懇意の男性は複数居て遠距離恋愛だとかきれいごとで隠蔽してますが営業だと思います

ある日、決定的な刑事事件模様の件があり彼らとはお互いにブロックし合う仲になりました

 

次に同時期に小児アスペルガーで乖離性人格障がいを患っている40代の女性と懇意になりました

彼女は薬物依存症で4年の刑期を終えて出所したばかりでした

恋人の不埒な発言で彼女の本来の人格は崩壊して死にたがる少女が出現して眠剤を多用し生死の境界線を彷徨います

最初の頃は、関東在住の彼女の安否が心配で眠剤服用の電話があると救急車の要請をしました

私のことをお母さんと呼んでました

経産婦ではないのでお母さんと呼ばれるのは抵抗がありますが昔よりなぜか会社でもお母さんと呼ばれてました

 

ひまなので毎日電話、ラインで生活状態やら身体容態やらを交換してました

彼女の話題は刑務所時代、AV女優時代、ファッションモデル時代、恋愛、反社との結婚生活、入れ墨、子供、孫、家族構成、

売人時代やらの際どい話ばかりでした

いわば犯罪のプロです、反社からの仕入れなので全国の反社が販社です(笑)

映画の世界のような気色の悪い話ばかりで背筋が凍るような思いで聴いてました

乖離が始まると、突然、声色が変わり話し方も性格も変化しました

一応、精神障がい者の介護もしてますからどうてこともありませんが、反社と繋がるのは抵抗があり面白がっている

場合ではありません

今年に入り、なぜか仕事の要請が多くなり彼女と遊べなくなりましたのでブロックしました

 

利用者様は98歳の独居男性でした

少しの認知症のようでPトイレで排尿しながら「あんたと〇✖がしたい」と言われ仰天しました

随分と生きて来ましたがこのようにあからさまに言われたのは最初でした

ご家族に告げると「親父、元気やな~」と呆れたような口調でした

それから約2ケ月、毎日通いました

独居が永いせいか偏屈なのか病気のせいかどうか医者にも「帰れ!!」と怒ってました

服薬用の水分のみで息づいていた昼に多量のタール便を排しおむつを交換し終えると震える両手を合わしながら

か細い声で「ありがとう」と感謝されました

 

翌朝、訪問するとご家族が明日からの相談をするために集合されていました

息子さんが大粒の涙をこぼしながら「親父が亡くなってました、よく頑張ったと思います」とうな垂れました

ベッドの顔を覗くと薄目を開け大きく開口して蒼い顔で息絶え冷たくなってました

生前に胸にかかる布団が重いので横にたたんでくれとよく言われてました

上半身が出て布団が跳ねていたので揃えて胸元まで掛けました

人は、突然、旅立つのです。

 



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