80k700m タイトルはまだ考えてない(旧 安全靴をはいたタヌキのホームペヱジ)

自称“流川市民”の、鉄道橋梁&トンネルと北海道の国鉄(JR)廃線跡が好きな人間がブログに挑む。(最近は迷走の日々…)

瀬棚線 沿革・停車場一覧

2011年05月22日 | 鉄道―北海道内廃止国鉄線沿革・停車場一覧

国縫~美利河~神丘~瀬棚(48.4km) 1987(昭和62)年03月16日バス転換


 瀬棚線は、函館本線国縫駅(長万部町)から渡島半島を横断し、今金(今金町)・北檜山駅(北檜山町)を経て、奥尻島への玄関口である瀬棚駅(瀬棚町)を結んでいた。
 この路線の建設工事ではタコ部屋労働が行われて、飢えや疲労で多数の尊い人命が失われ、逃亡に失敗した者を見せしめとして首まで埋めて足蹴にする等の残虐な行為も行なわれたそうだ。
 地元の教職員らを中心としたグループの手により、1975(昭和50)年に遺体が発掘され、また、埋葬許可証から、タコ部屋労働の犠牲となった方々のうち13名の身元が確認された。
 1932(昭和07)年11月01日に全通し、日本海側からの水産物や木材を輸送していたが、日本海側の沿岸漁業の不振、輸入木材の需要の増加・モータリゼーションの進行によって輸送量が減少し、1980(昭和55)年に第二次特定地方交通線に指定され、函館バスに旅客輸送が引き継がれた。
 今金町には美利河温泉、北檜山町には北檜山温泉があり、北檜山町から日本海沿いの大成町に抜けると、熊石で有名な追分ソーランラインが近い(バス路線あり)。
 瀬棚町にはろうそく岩・三本杉岩等の奇岩があり、また、瀬棚町と今金町神丘には日本初の女医・萩野吟子の碑がある。

























一般駅・旅客駅
停車場名位置 開設廃止記事
ちゃやがわ
茶屋川

 05.6
05km560m
S04.12.13
S62.03.16
S--.--.-- 旅客駅(?)→無人駅
S54.06以前 駅舎一部撤去

ぴりか
美利河

 12.2
12km170m
S04.12.13
S62.03.16
S--.--.-- 旅客駅(?)→無人駅
S54.06以降 駅舎改築

はないし
花石

 16.6
16km590m
S04.12.13
S62.03.16
S59.02.01 荷物取扱廃止(旅客駅)
きたすみよし
北住吉

 22.7
22km720m
S31.12.25
S62.03.16

たねかわ
種川

 25.8
25km810m
S05.12.30
S62.03.16
S59.02.01 荷物取扱廃止(旅客駅)
いまがね
今金

 30.6
30km560m
S05.10.30
S62.03.16
S59.02.01 荷物取扱廃止(旅客駅)
かみおか
神丘

 33.9
33km870m
S36.04.01
S62.03.16

にわ
丹羽

 37.4
37km430m
S07.11.01
S62.03.16
S59.02.01 荷物取扱廃止(旅客駅)
きたひやま
北檜山
 43.0
43km030m
S07.11.01
S62.03.16
S41.10.01 東瀬棚(ひがしせたな)から改称
S54.06以降 駅舎改築
(S54.06~S62.03)
S59.02.01 荷物取扱廃止(旅客駅)
せたな
瀬棚

 48.4
48km160m

記事参照

S07.11.01
S62.03.16
営業キロは終点の位置から設定されたものと推測
S59.02.01 荷物取扱廃止(旅客駅)


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