偏食食堂~It's football show time!!~

アトレティコ・マドリーとコンサドーレ札幌を中心に世界のサッカーの試合、ニュースについても気まぐれで書いていきます。

”苦悩”を背負った神の子

2007-07-05 20:23:14 | 特別企画
なぜ、自分はトーレスに惹かれたのだろう。


トーレスが生み出す派手なゴールの数々はもちろん大好きだし。


ルックスなんかも理由の一つだと思う。


でも、それよりももっと大きな理由はきっと...


”苦悩”だ。


トーレスが悩みながらプレーする姿に共感し、身近に感じられたからかもしれない。


95-96シーズンにスペイン史上初めてリーガ・エスパニョーラとコパ・デル・レイの二冠を達成し、天国にいたアトレティコだったが、すぐに地獄はやってきた。



当時の会長、へスス・ヒルがアトレティコを愛するが故に暴走を続け、混乱を招いたからだ。


99-00シーズンを19位で終えたアトレティコは、セグンダ・ディビシオンへ降格してしまう。


アトレティコを愛する人々には希望が必要だった。


キコに憧れるほど生粋のアトレティコ好きだったトーレスは、そんな人たちの期待を一身に背負ってプレーする。


だが、たくさんのものを分かち合う仲間は頻繁に入れ替わり。


求められるものは増え続ける。


そんな環境と使命感から、いつからかトーレスは一人でとても重いものを背負うことが多くなってしまったのではないだろうか。


お別れ会見で「この決断は僕自身が決めたこと」と強調したのも、彼の「背負わなければならない」という気持ちが表れているように思う。


マドリード・ダービーで初めてゴールを決めた時。

喜びを爆発させたのも、大きな苦しみを乗り越えたからこそだったのだろう。


アトレティコを離れて休息を取るのも悪くないのかもしれない。


新たなものを吸収し


いつか帰る時その日がくれば


喜びも苦しみも共に分かち合おう。


ありがとうトーレスっ!!

また会う日までっ!!

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2 コメント

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ついに・・・ (zesico)
2007-07-05 20:37:31
正直寂しいですね。今までアトレティコで頑張っていたし、来シーズンこそは爆発しそうな気がしてたんですけど・・・。
しかし、環境を変えるのもいいかもしれませんよね。リバポーで覚醒してもらって、来年のユーロでバンバン点取ってもらいましょう!
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いまとなっては。 (堀男)
2007-07-06 14:22:39
本当に最後までずっといて欲しいと思いましたが、今思えば、”スペインで最も混乱するクラブ”と云われるアトレティコで先頭に立ってプレーし続けるのは、どんなに愛していても難しかったのかもしれません。

これからはこのブログでトーレスに触れる機会も減っていくでしょうが、トーレスにもアトレティコにも素晴らしい未来が訪れるように応援していきたいです。
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