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様々な手作りを広く深くやっていこうという趣旨の予定

アクリル絵の具をコバに使ってみた

2011-09-28 23:28:02 | レザークラフト
どこかのサイトでコバにアクリル絵の具を使ったら良い具合になったというのを見たので実験してみました。
現在、黒・茶はイリスという専用の仕上げ剤。色物には染料で染めてトコフィニッシュを使って仕上げています。

世界堂に行ったら「厚塗りしてもひび割れにくい!耐水性!」とデカデカとポップが貼られてた「アーティストカラー」というアクリルガッシュ絵の具と、前々から買っていた「リキテックスレギュラー」というアクリル絵の具を試してみました。

■下準備

革2枚をG17で貼りあわせ、ローラーで圧着
乾燥後、角を落として紙ヤスリで荒らす

■実験・結果

①リキテックスをそのまま塗る
→ザラザラした感じに
②アーティストカラーをそのまま塗る
→同じくザラザラ
③トコフィニッシュと帆布で軽く磨いてからアーティストカラーを塗る
→つるつる


1回では綺麗に塗れないので、4回くらい重ね塗りしました。
銀面にはみ出た部分はすぐに、濡らした綿棒で拭くときれいにとれます。
③は乾いた麺棒でも綺麗に取れました。(同色だから目立たなかっただけかも?)
最初は筆で塗ってたんですが、表面が凸凹になるので途中から綿棒に変えました。
それでも①、②のように磨かずに塗るとザラザラです。
①、②を乾燥後、磨き棒で磨いてみましたが変化無しです。

①~③を、100回折り曲げてみました。

変化無しです。200回やっても割れませんでした。

①~③を、乾燥後に濡らした麺棒で10回擦ってみました。
3通りとも若干色落ちしました。綿棒にほんのり色がつく程度。コバ自体は変化無しです。

③を、帆布で力をいれて100回擦ってみました。

やはりそこだけ剥げます。

■考察
③が一番良いように思えました。
アーティストカラーははみ出ても乾いた綿棒でふき取れるので使い勝手が良いです。
仕上がりも、事前に磨いてある分ザラザラせずに綺麗です。
しかし、濡れたもので擦ると色移りするというのがすべてにおいて難点かなと思います。(コバ仕上げ剤のイリスだと色移りはしません)
小物程度なら良いですが、肩掛け鞄の持ち手などに使用すると、雨の日に服に色移りする可能性があるのでやめたほうがいいでしょう。
しかもイリスに比べてツヤがありません。
このへんは、絵の具の上に何か他の仕上げ剤のようなものをコーティングすると解決するかもしれないですね。


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ん?ひょっとして…

と思って「イリス 革」で検索したら

あるじゃん…イリスのカラフルな色が…。
http://l-phoenix.sblo.jp/article/30037933.html
残念ながら、原色以外は取り寄せだそうですが、そもそも赤とか黄色とかがあるのすら知らなかった。いや、多分見たことあっても記憶に無かったに違いないです。
原色があるなら混色すればある程度の色は作れそうです。
値段的にはこっちのほうが安いですが、使ったことありません。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~toyoshima/kobashopping-main.html

なんだか徒労に終わったような気がしますが、気になったことが確認出来たのですっきりしました。


おまけ

残ったリキテックスで、ぬけさく先生似のジャックオランタン。
ハロウィン!


その2へ続く


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