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44歳 ~人生を語りたくなる年頃~

南 武志/621&アソシエイツ。広告業界の転職エージェントが20代、30代の方に綴っていきます。

ゼロ・リセットのすすめ

2006-12-27 09:22:10 | 43歳~人生を語りたくなる年頃~
今の職場において、日常生活に支障が出るくらいに思い悩んでいるなら、逃げてもいいのです。

あなたが逃げた後のことは誰にも分かりません。
逃げたことによって、あなたの人生が幸せになるのか、不幸になるのかは誰にも分からないことです。

また、あなたに逃げられた職場の上司や同僚がどうなるのか、ご両親をはじめとするあなたに近しい人たちがどのような影響を受けるのかは誰にも分からないのです。

ひとつだけ言えることは、すべてを投げ出して逃げることで、あなた自身の心の中には何か吹っ切れたものが芽生えてくるはずです。そして、自分の人生がゼロリセットされたことを感じるはずです。

人は、すべてを投げ出してゼロに戻ったときは、それまでの重荷から開放されて心の健康を回復するものです。

身体が辛いときは一晩か二晩ぐっすりと眠れば健康を取り戻すことができますが、心の健康を取り戻すときには精神的な重荷を降ろす必要があります。

そして、あなた自身が心の重荷を潔く降ろして、心の健康を回復したならば、もう一度ゼロからがんばればいいのです。

あなたのご多幸を心より祈念いたします。

逃げることは卑怯なことではありません

2006-12-27 09:20:37 | 43歳~人生を語りたくなる年頃~
現在の職場環境において、日常生活に支障が出るくらいに思い悩んでいる方にとって、逃げることは決して卑怯なことではありません。

一番簡単な方法は、明日から会社に行かないことです。
例えば、今、あなたがどこかのインターネットカフェでこの文章を読んでいるのなら、すぐに会社に電話をして体調が悪いのでこのまま早退させてくださいと伝え、そのまま会社に行かなくてもいいのです。

おそらく、会社の人たちや、あなたのご家族や、学生時代の友人・知人の方たちは、あなたに対して「社会人として責任ある行動を取りなさい」と言うことでしょう。
そして、あなた自身も自分の取った行動に対して「社会人としてあまりにも無責任だった」と思うことでしょう。

しかし、気にすることはありません。

今のあなたにとって一番大切なことは、とにかく一日も早く、あなたの両肩から重い荷物を降ろすことなのですから。

人間は、本当の窮地に追い込まれたときは“すべてを失ってもいいからこの苦しさから逃れたい”と思うものです。

今のあなたの心の中には、「例えどのような非難を浴び、社会的な制裁を受けようとも、今の環境から抜け出して楽になりたい」という感情があるのでしたら躊躇うことはありません。

今すぐに、すべてを投げ出して逃げてもいいのです。

恋人と別れたいとき、最後は逃げるものです

2006-12-27 09:19:32 | 43歳~人生を語りたくなる年頃~
“辛ければ逃げてもいいのです”というテーマでここまで記してきました。
途中多少は脇道にそれながら書いてきましたが、この項の最後に、今不幸にして日常生活をまともに送れないくらいに思い悩んでいる方にアドバイスをしたいと思います。

日常生活に支障出るくらいに思い悩んでいるなら、逃げてもいいのです。

逃げ方にルールはありません。あなたの逃げたいように逃げてもいいのです。
今のあなたがそれ程までに思い悩むまでには、あなたの心の中には以下のような感情が廻ったことでしょう。

「逃げることは潔いことではない」
「職場の人たちに迷惑はかけられない」
「家族や応援している人を悲しませたくない」
「自分ひとりが我慢すればすべてが丸く収まる」

そして、あなたの心の中に子供の頃から根付いている良心が、さらにあなたを苦しめてきたことと思います。

今のあなたは、このようなことを考える必要はありません。
とにかく逃げることです。

松井秀喜こそ “実るほど頭を垂れる稲穂かな”

2006-12-27 09:17:33 | 43歳~人生を語りたくなる年頃~
実るほど頭を垂れる稲穂かな
この諺をあなたも聞いたことがあるかと思います。

これは、自分自身が大きくなればなるほど謙虚に生きなさいという意味での教訓なのですが、実る稲穂というのは誰かが刈り取ってくれるものです。

転職においても同じです。

面接での話し方については決められたルールがあるわけではありません。
中には、堂々と目の前の面接官に対して、現在の面接官の仕事上の問題点を指摘したことで採用された候補者もいます。

また、面接ではスーツ姿で挑むことが基本常識とされていますが、中には私服で面接を受けて採用された人もいます。

ただ、私は、現在の職場環境が辛いとの理由で逃げるように転職を考える人においては、誰かが自分を引き上げてくれるまで「現在の職場では自分も悪かった」という謙虚なスタンスで通すべきだと思っています。

なぜなら、職場のパワーハラスメントにおいては、加害者だけではなく、被害者にも責任の一旦があるからです。

さて、この項の最後に、現在の職場で辛い立場にあり、日常生活にも支障をきたし始めている方に対して、どのように逃げれば良いのかを述べたいと思います。

ファンに振り向いて欲しいなら謙虚になること

2006-12-27 09:12:33 | 43歳~人生を語りたくなる年頃~
現在の職場が辛いとの理由で転職活動をはじめる際には、自分も悪かったのだというスタンスで面接に挑まれることをお勧めいたします。

以前にも記したとおり、自分を良く見せようとすればするほど、面接官の方ではあなたに対してネガティブな印象を抱いてしまうからです。

現在の職場環境が辛くて、逃げるような転職活動を行っているときというのは、その人にとっては下り坂の時期です。

あなたもご存知のとおり、人間の運気というのは上がったり下がったりします。そして、完全に底まで下がってしまった運気はまた上昇に転ずるものです。

私は占いに関しては全くの素人ですので運気という表現は適当ではないかもしれませんが、人生には必ず、上げ潮の時期があれば、下り坂の時期もあるものです。

これは、私の個人的な見解ですが、人生における下り坂の時期には思いっきり下まで墜ちた方が自分自身の心がポジティブになるものです。

下り坂の時期に無理に何かにしがみつこうとすると、他人の手によってさらに押し下げられることもあるものです。

このことを転職活動に当てはめると、現在の職場から逃げたくて面接を受けたときに自分を良く見せようとすると、他人である面接官によってさらに下まで突き落とされてしまいます。

それならば、自分自身で底まで落ちるべきです。
潔く「現在の職場では自分も悪かった」と述べて自分を自分自身で底まで突き落としたならば、「話しを聞いていると君が悪いのではないよね」と面接官があなたを引き上げてくれるのです。

相手にNoと言われることからビジネスははじまる

2006-12-27 09:10:20 | 43歳~人生を語りたくなる年頃~
私は転職エージェントという仕事に7年以上も就いています。その中には短期間で転職を繰り返してしまう人もいました。

一度目の退職においては、次の面接先でも“相性が合わなかったのだね”ということで大目に見てもらえるのですが、二度、三度と早期での退職を繰り返す人においては、職場環境よりもその人自身に問題があります。

最も多く見受けられる問題点は、その人自身が他人を許せない性格であることです。

他人を許せないというタイプの人には、そつなく仕事をこなしていくタイプの人が多いようです。この“そつなく仕事をこなすタイプ”の人たちは、「自分は仕事ができる」と思っていることが多いことから、直属の上司が少しでもちゃらんぽらんな人である場合に許せなくなってくるのです。

また、多くの人に共通して見受けられるもうひとつの問題点は、自分の描いたシナリオどおりに物事が進まないときに思考回路が止まってしまうことです。

ちょっとしたトラブルで仕事が止まってしまうことから、上司からすると、いらいらさせられる部下を厳しく叱責したくなるのです。

転職を繰り返す人は何度も結婚する人と同じです

2006-12-27 09:08:45 | 43歳~人生を語りたくなる年頃~
現在の職場の人間関係で悩んでいるのだけれど、まだ余力の残っている人が陥りやすいポイントは、自分はポジティブなのだけれど、会社や上司がネガティブだと言いたくなってくることです。

しかし、このような言い方をすると、選考企業の面接官としてもあなたを採用することが怖くなってきます。

つまり、面接官からすると、面接の場ではあなたがポジティブな人間を演じていても、入社後しばらくすると、今度は自分のことをネガティブな上司だと思ってしまうのではないかという怖さがあるのです。

男女関係においても、二度、三度と再婚していくにもかかわらず、結婚後数ヶ月の蜜月期が終わるとパートナーに対して毎回同じような不満を口に出す人がいますが、転職においても結婚と同じような傾向があります。

実は、ひとつの職場から逃げるように退職し次の職場に移った人が、新しい職場でも同じように人間関係に悩んでしまい、新しい職場もすぐに辞めてしまうことは良くあることです。

そして、一度ならば、採用側としても人間関係が合わなかったのだということで大目に見ますが、これが二度目となると、あなた自身にも問題があるのではないかと思ってしまうのです。

実際に、二度、三度と早期での退職を繰り返す人は、その人自身に問題があります。

売れるタレントは等身大の自分を見せる

2006-12-27 09:07:09 | 43歳~人生を語りたくなる年頃~
逃げるときはすべてを捨て去って逃げることです。
その会社でこれまで培ってきた職務経験や人脈や、その時に得ている年収を手放してしまうことです。

現状から逃げるときに大切なことは、何の見返りも求めないことです。
そして、今いる職場を退職した後のことは考えないことです。

さて、現実問題として、現在の職場環境に悩んでいる方の中で、日常生活に支障が出るくらいに追い詰められている人はそれほど多くはないはずです。おそらく、多数の方はまだ余力のある状態で悩んでいることと思います。

ここからは、現時点ではまだ余力のある方、すなわち、これまでの職務経験や人脈を生かして次の職場に逃げたい、現在の年収を保障される形で次の職場に逃げたいと考えている人たちへの提言です。

大切なことは、自分を良く見せようとしないことです。
人間は余力のあるときには自分を良く見せたいという気持ちと、自分を誤解されたくないという心情が働くものですので、面接の場では、どうしても現在の職場環境についてネガティブに語ってしまいがちです。

つまり、自分はポジティブなのだけれども、会社がネガティブであると言いたくなってくるのです。

しかし、このような語り方ですと、面接官としては採用するのが怖くなってくるでしょう。

大切に取っておいた本でも古本屋で数百円

2006-12-27 08:59:02 | 43歳~人生を語りたくなる年頃~
私は、学生時代にはその日の夕食代もないという経験を何度もしています。その時には、古本を旅行バッグに目一杯詰めて、重たい荷物を背負いながら古本屋を回ったものです。

今ではブックオフなどの中古本の販売チェーンが至るところにありますので、後ろめたさを感じることなく本を売るという感覚が広まってきましたが、私の学生時代は、まだ古本屋というのは埃の匂いのする薄暗いところでした。

古本屋を利用した人ならお分かりいただけると思いますが、本を売る場合は市場での需要と供給がはっきりと出ます。つまり、自分が手放したくない本ほど高く売れるのです。

人間の欲で一番強いのは食欲だと言われていますが、夕食代もなかった学生時代の私は、一番大切にしていた本も手放したものでした。ただし、買い取り価格は何百円という程度でした。しかし、その何百円で私はその日の夕食にありつけたのです。

つまり、人間は、とことん追い詰められると何もかもを捨て去れるものなのです。

ですから、これまでの自分を完全に捨て切れないと考えている間は、まだまだ余力があるということになります。

余力のない状態というのは、日常生活に支障が出る状態を言うのです。

余力があるなら、もう少し頑張ってみようか

2006-12-27 08:56:49 | 43歳~人生を語りたくなる年頃~
職場でパワーハラスメントの被害を受けている人には、本人が前向きに頑張っているにもかかわらず加害者のストレスのはけ口として不当な扱いを受けている場合や、誰が加害者の部下となってもその人と同じようにパワーハラスメントの被害者となると思われる場合があります。

一方で、被害者にも責任の一端があるのではないかと思われる場合があります。

前者のように、本人の努力では如何ともしがたい状況である場合には、おそらく、被害者の心理としてはすべてを捨て去ってもいいから今の環境から逃げたいと思っていることでしょうし、また、職務経験や人脈などを手放すことができることでしょう。

今、もしあなたが職場での不当な扱いに悩んでいるのでしたら、自分自身にすべてを捨て去る覚悟があるかどうかを確かめていてはいかがでしょう。

もし、職務経験や人脈、さらには現在の年収といったものを捨て切れないのであれば、その人にはまだまだ余力があることになります。

そして、あなたにまだ余力が残っているなら、もう少し今の職場で頑張ってみてはいかがでしょうか。

直属の上司や会社と戦ってもいいのです。
自分自身が謙虚になって、もう一度最初から頑張ってみてもいいのです。