心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

いまだ東北から慟哭のサマータイムは聴こえてこない!

2013-08-09 11:31:33 | 現代日本および世界

こんにちは、のほせんです。

酷暑の日々がつづき、幼木にも葉焼けがおこっています。

こんな陽気はとうぜん、わたしたちの自律神経につよい影響をあたえますので、

内臓にも、もちろん脳にも相当な乱れや不快な感情があらわれてきます。

もともと成人病を持病とするひとは、つい平常心を失って

持病を悪化させてしまうこともよくありますので、ご留意なさってください。

ぎんなん先生の井穴刺絡療法できびしい夏をのりこえましょう。

-- さて夏といえば ジャニス・ジョプリンのうたう「サマータイム」でしょう。

以前、歌詞をみたように、黒人奴隷以来の貧しい少女の子守唄はいたって単調なものでした。

- Summertime -

 夏になれば 暮らしは楽になる

 魚は跳ね 綿(わた)がみのる

 父さんはお金持ちで

 母さんは美しい

 だから坊や 泣かないで --

こんなふうに 嘘ばっかりのやるせない歌詞を、

ジャニスは、これ以上ない はげしいビートで、

これ以上ない 哀しみをたたえて

これ以上ないほど 切実に


おそらく自分という Babyに、

そしておおくのものの 壮絶な孤独に

その 絶望に むかうように


ただ 魂をこめ、声をしぼって

慟哭するほか すべがなかった。

Baby No! No! No! Crying ・・・・・

このまえのときにはこのような思いを書いていました。

ジャニス以外の歌手はだれも彼女のようには歌えていない。

むしろ歌謡曲っぽい、軽快な調子でこの「名曲」を無難にこなしているだけです。

ジャニスだけがその時代のふきあげる生き難い絶望を背負って 誠実に

もがき 苦しみ 生き急いだというほかない。・・・・・・

被災地東北H市のAさん、かの地からも ジャニスのような慟哭の歌声が

いまだ 聴こえてきません。

この国では、うそ寒い 言葉の キズナ歌曲か、

言葉を棄て去ったコマーシャリズム・オンリーの 多勢に無勢という戦術で

客をしゃにむに圧倒しようとする唄だけが氾濫しています。

それは、現在の日本人の精神のあり様を よくものがたっているようにおもえます。

もはや つぎのジャニス・ジョプリンは あらわれないのかもしれない予感がします。・・・

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