練習場にて

最近、練習場で見かける年輩のご夫婦。

休日の昼過ぎにいつも同じ打席で練習。

打席はひとつ。
ボールを打つのはご主人だけ。

奥さんは横の椅子に腰掛けて打球の行き先を見ている。




ご主人のスイングは独特でお世辞にも上手とは言えない。

ただ体力に抗うことのない力みないスイング。

飛距離はドライバーで150y程度。
だけど曲がらない。

たまに右に曲がった時などは、椅子に腰掛ける奥さんを見て

「曲がっちゃったよ～。」

とひと笑い。

きっと穏やかな性格なのだろう。

人柄の良さがゴルフに出ている感じ。

見ていた奥さんも

「まあ、まあ。」

と穏やかに微笑む。



しばらく打ち続けた後、ご主人は奥さんの横の椅子に腰掛けてひと休み。

奥さんは持参した水筒からお茶をつぎご主人に差し出す。

ご主人も

「ありがとう。」

とお茶を受け取る。

何とも和やか風景。

見ているこちらまで穏やかな気持ちになれる。




きっと奥さんはゴルフをしないのだろう。

おそらくクラブを握った事もないだろう。


でもそんな彼女はゴルフを楽しんでいる。

ご主人と一緒にいる事でゴルフを楽しんでいる。


そんなゴルフをしない人のゴルフの楽しみ方。

いいよねェ～。

やっぱりゴルフって最高。



今日は練習の帰りに奥さんにお土産でも買って帰ろうかなぁ。

コンビニのプリンだけど・・。

ゴルフな考え方

同じシチュエーションでも人によって見え方・感じ方って違いますよね。

特にゴルフなんか・・。



例えば
130yのPar3ショートホール。
グリーンは大きく、手前には小さなガードバンカーがひとつあるだけ。





小生のような下手くそゴルファー達がそんなホールのティーグランドに立って時、見え方・感じ方はそれぞれ。


以前話したネガティヴゴルフの友人A君なんかは小さいバンカーが気になって仕方がない。

・・・バンカーに入る気がする。

・・・いいや、絶対に入る。

最後には

・・・入る事だけは決まってる。

とまるで自分に負の暗示をかけているかのよう。


またバンカーを気にすることなく130yと距離の短さと広いグリーンだけを見てチャンスとばかりピンをデッドに狙う強気な人もいる。


また違う人は、
・・どうせ狙った場所にはいかないん
だからバンカーを狙えばいいんだよ。
そうすればバンカーには入らない。
と超楽天的に考える。


もしこんな3人が打ったらグリーンにのせられるのは誰だろう？


・・・答えは？

・・・。

・・・。

・・・誰ものりません。

だってみんな、下手なんだから・・。





バンカーが気になるネガティヴな彼はガチガチなスイングで大ダフリのチョロ。
バンカーにも届かず、球は50y手前に。


ベタピンを狙う強気な彼は、力が入り過ぎ引っかけてグリーン左のラフへ。


何とかなるだろうの楽天的な彼。
ゴルフの神様は意地悪でこんな時だけ狙った場所に球を運び球は見事にバンカーへ。
それも大目玉。

って感じかなぁ。



ゴルフってその人の性格が出るって言うけど、その人の生き方さえ見えてくるような気がします。

壁にぶつかった時にどう考え切り抜けるかって・・。

ちなみに先ほどのシチュエーションで小生ならどう考えるか？

小生の場合は、ただただ上手くいくよう神様にお願いします。

だって小生の人生、常に神頼みですから。

さくらな時間

いよいよですねェ～。さくらの季節。

さくらはいいよね、
見てるだけで心が和む。

ましてやさくらに囲まれてのラウンドとなれば更に最高っ！



という事で、さくらが綺麗だったコースをご紹介。

ズバリッ！

さくらCC




東海環状自動車道・可児御岳インターを降りてすぐ。

コース名がさくらそのままという事もありさくらの風景は絶景。

18ホールすべてからさくらの樹々が眺められる。

また種類も多く、満開の時期もずれており長い間、さくらの風景を楽しめるのと同時に、様々なさくら色を堪能できます。


ただ小生のゴルフはドタバタゴルフ。

コースを右に左に走り回るゴルフゆえ、
ゆっくりとさくらを観賞する余裕はなかったものの、ティーグランドや移動のカートから見るさくさ達は心に残るゴルフな風景でした。



コースは長くフェアウェイも広くはないがOBも少なく気持ちよく打っていける。

ただす2打目は距離が残るので落とし場所を考える必要ありです。

バンカーなどのトラップも少ないように思われます。

バンカーも砂質はよく、アゴも低く脱出は案外容易かも。

グリーンは比較的、重めかな。
傾斜を読みすぎるとNG。



これからさくらも満開を迎えます。
みなさんもゴルフでのさくらな時間をご堪能してみては。

ただこの時期の予約は難しいかも・・。

ゴルフ場にシマウマ？

ニュースでやってたね。

ゴルフ場にシマウマって。



山間部のコースに行くと稀に猿や狸を見かける事があるけどシマウマって・・。

ティーグランドで打とうてしたらシマウマがフェアウェイを横切っていったら・・。

そりゃ、ビックリするよねェ～。

まるでサファリパークじゃん。

次は象が出るか、ライオンが出るか期待しちゃったりして・・。

更にシマウマが逃げ込んだゴルフ場は小生がよく行くゴルフ場。

ニュースに映し出される画面。
んっ！ここって何番ホールじゃない？
って感じ。

今度、このコースに行った時、シマウマを探してしまいそう。

でもシマウマも最後は可哀想だったネ。

合掌。

味噌煮込みうどん。

ゴルフって楽しいよねぇ～。


ナイスショットが打てた時やいいスコアでまわれた時なんか、特にね。

例え大叩きしたってゴルフに行けるだけでも楽しい。

すべてが楽しいゴルフな一日。


ただ帰りの車で憂鬱に感じる時がある。

妻の顔を思い浮かべた時・・。



みなさんのお宅では、ゴルフを終えて帰宅した時、奥さんはどう迎えてくれますか？

「おかえりぃ。今日は楽しかった？」

と笑顔で迎えてくれる奥さん。

どれ位いるでしょうか？

もしお宅の奥さんがそうであるなら、あなたは相当な幸せものです。

多くの人は

「自分だけ楽しんできていいわねぇ～」

と嫌味の一言でも言われる事でしょう。


もちろん小生の家でもそうです。

「今日は楽しかった～」
なんて上機嫌で言おうものなら家内の不機嫌は反比例して一気に増大していきます。

だからスコアが良かった時もあえて
「今日はダメだった。疲れた～。」
と言い、家内の不機嫌の増幅を抑えます。





ある日、ゴルフを終え帰宅。

「ただいま～。」

「・・・・。」

いつもは面倒くさそうでも聞こえてくる
「おかえり。」の返事が今日はなし。

リビングに行くとソファで横になっている家内。いつにも増して不機嫌のオーラが部屋中に充満。

小生、わかるのです。
20年間、家内の不機嫌を察してきましたから。


聞くと今日は町内会で公園の草むしりがありかなり疲れたとのこと。

なのに自分だけゴルフで楽しんできて。
と不満の矛先は小生に。

更に家内は言葉にはしないけど、疲れて夕食作るの面倒だから外に食べに連れて行けと、そんな雰囲気を体中から醸し出す。

小生、わかるのです。
20年間、家内の顔色を伺ってきましたから。

小生だって一日ゴルフをやって疲れた後なので夕食ぐらい家でゆっくり食べたいですよ。

出来ればすぐにでも風呂に入ってビールでも飲みたいです。

でもそんな事は口が裂けても言えません。

これ以上家内の機嫌を損なう訳にもいかず、

「じゃあ、夕食は外で食べにいこう！」

と家内に提案。


家内は当然という顔で頷き、近くで携帯をいじっていた娘に問う。


「パパが夕食を食べに連れてってくれるって。何が食べたい？」


娘は携帯をいじりながら答える。

「・・・味噌煮込みうどん。」




すると家内は不満そうに

「味噌煮込みうどん？
せっかくなら家で食べれないものに
しない？」

それを聞き、娘は携帯の画面から目を離さず冷めた口調で

「・・じゃあ、
美味しい味噌煮込みうどん。」






「・・美味しい味噌煮込みうどん？」



・・・家で食べれないもの？

・・・美味しい味噌煮込みうどん？


確かに家内は料理上手ではないけど・・。


その会話を聞き小生、思わず吹き出す。


ナイスショットした時のような。
ロングパットを沈めた時のような。

そんなスッーとした思いでした。


娘ょ、ナイスショット！



「・・・。」

家内は返す言葉もなく閉口。


ただ家内の不機嫌指数はまた上昇していきました。


だってわかるのです。
小生、20年間家内の不機嫌を察してきましたから・・。