続き
北側に視界が開けました。武尊山に架かる雲が上昇し好天の予兆を感じます
牧場(1400m)から入山して立ち位置は姥子山(1560m)辺りでしょうか
向かいに観えるのは荒山と鍋割山
今、鍋割も山ツツジに埋まり稜線もレンゲツツジの群落がスタンバイしている頃でしょう
ここから鍬柄峠まで135mダウン、再び鍬柄岳(1563m)まで138mのアップです
この急激なアップダウンは正直キツカッタ!
こんなハードだったかと思いながらも足を休ませる場所も無く、ただ黙々 そして黙々
辟易させられた138mの登り返し
ご褒美は足元の山ツツジと黒檜~駒ヶ岳の間に
満々と水を称えた大沼と言う絵の様な光景でしょうか
降り返れば地蔵岳が
のんびり眺めていられるのも、ここまで
又々136m標高を下げると言う試練に立ち向かわなければなりません
乾いていれば良い足がかりになったでしょう剥き出しの根が良く滑ります
ここは慎重に、骨折したら目も当てられません
チョットした息継ぎ出来る場所から木の間越しに目指す鈴ヶ岳が見えてきました
又です
滑るのは木の根だけではありません。土も良く滑ります。気を抜かない様、慎重に慎重に
そうこうしながら下り付いた場所は大ダワと呼ばれる鞍部でここの標高は1427m
何と入山地点の牧場と大差ない標高です
取り敢えずザックを下ろし休んでいる時に背中がいやにゾクゾクし始めました
特にここは風の通り道となっておりゾクゾク感は増すばかり
鈴ヶ岳は過去に3回登っているので残念ですが私はここ迄とし鍬柄岳で待つ事にしました
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以下は大ダワから山頂までの標高差138mを頑張った3人の記録写真です
一ヶ所の鎖場を登り暫く進むと1565mの山頂は天然林に囲まれ見晴らしは決して良好とは言えませんが
鈴嶽山神社・赤城山大神・愛宕山大神の石碑が一つの台石に祀られ周辺にも石碑が多数みられる事から
ここが嘗ての信仰の対象で有った様子が伺えるそんな静かな山頂空間です
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私の方は標高差136mを登り返し鍬柄山に辿り着きますと
ホンワカと温もりを感じるピークに三人の登山者が休んでおりました
「鈴ヶ岳は何度も来ているので、ここからの景色を堪能して帰ります
今、小沼辺りはシロヤシオが素晴らしいので時間が有ったら回って見るといいですよ」
そんな嬉しい情報を頂いている内、山頂を制覇した3人が戻って参りましたので
ここをランチタイムの場所とする事に致しました
続きますのでコメント欄はお休み致します