射撃時々狩猟そして鉄砲いじり。

最近ライフル所持そして弾のリロードも始めました。
その他、スキート射撃,空気銃の事(そして猟)等を紹介します。

Perazzi(ペラッツィ)MX8について その2

2021-02-18 18:42:40 | 

こんにちは4Kです。

前回MX8の新旧比較で少しUPしましたが今回は機関部構造等紹介したいと

思います。

ブログを書いていて少し悩んだのが、どこまで記事としてUPする事が出来るのか?

まず基本として工具を使用して分解した写真等はアウトでしょうから、付属の専用工具

(六角のドライバー、ハンマースプリング外し等)で出来る範囲でやっていきますので

御了承下さいませ!!

さて、機関部構造としては

機関部内部に前方後円墳型と富士山型の凸があり

銃身部に同じような形の凹部があり、そこが組合わさり一体化すると考えました。

回転部は摺動していますので摺り痕はありますが富士山型の方は当たっている痕

はありません。機械加工で削り出しであれば機械公差を考えるとぴったりという訳には

いかないでしょう!

それより両サイドの寸法とロッキングブロックの固定方法が理想的なのでしょうか?

銃身側が33.8mmで

機関部側が33.94mmなので

約0.1mmの差。丁度良い寸法なのでしょうか?これ以上狭いと小さなゴミでも

カジってしまいそうだし広いとガタが出そう。

そして、ロッキングブロックは

こんな感じでロックします。ロックする時は「カコッ。」という感じで「ガチャン」とか

という音はなりません。ロッキングブロックは銃身部より柔らかい材料で作られている

様で、擦り減っていきます。銃身の方を保護する訳ですね。で、嚙み合わせ部は2か所

あるので開閉するたびにそれぞれ擦り合わせの様にして合わせていく感じでしょうか?

嚙み合わせ部はテーパーがあってクサビの様になっています。

 

ちなみに、このロッキングブロックは分解した物ではなく40歳おばさんMX8の摩耗して

交換した物です。最終的に擦り減ってロックが甘くなったらどうなるかと言いますと、

おばさんMX8は初矢の不発が何回かありました。ファイアリングピンを見ると

トップレバー閉鎖位置でファイアリングピンが動かない状態になっていました。

安全装置的な感じの構造なのでしょうか?

トップレバー開放位置でファイアリングピンが自由に動き、撃発可能なのが

トップレバー閉鎖位置ではファイアリングピンが重くなり動かなくなるという物。

トップレバーを少し動かすとファイアリングピンが動かせるので、閉鎖位置以上に

ロッキングブロックが入り込むとファイアリングピンをロックするのでしょう。

銃砲店の社長に話しましたがそんな話は聞いた事が無いと言ってました。(笑)

おばさんMX8だけの症状だったのかしら?

誰かそこまで磨り減るほど撃った人いませんか~??

今のMX8もそうなっているとは分かりませんが(笑)

ファイアリングピンにはデタッチャブルトリガーを外せばアクセスできます。

奥に見える2本のピンがハンマーの当たる所です。

指で押して動きが硬くないか(油等の固着)、戻りは甘くないか

(スプリングが折れてないか)等チェックできます。

その手前の丸い穴が開いているのがロッキングブロックで解放位置にあります。

でその上のU字型の物は銃身を開放した時にハンマーをコッキングするブロックで

先台にある突起物に当たっていて開閉時に前後します。

これは、撃っていてもいなくても先台が取り付けてあれば動きますので銃身を開放

(折れば)すればハンマーをコッキングします。デコッキングは出来ませんので

空撃ち用のスナップキャップ等を入れてハンマーを落としてから先台を外して

銃身を外します。

指などで動作チェックをするのにはやりやすい機構だと思います。

 

デコッキング出来ないと書きましたが、空撃ち用のスナップキャップが無い時は

どうするか!その時は空ケースを入れて空撃ちしますがそれも出来ない時は??

裏技でデタッチャブルトリガーを外してハンマー部をウエスでくるんでトリガーを

引きハンマーをゆっくり落とす、その後振り子を動かしもう一つのハンマーを同様に

落とすことは出来ます。ただし、気を抜いてやるとハンマーで手が叩かれます。

中途半端な痛さではありません(笑)

この辺の内容では重複するかもしれませんが

極東銃販売(笑)さんのコラムにPerazzi MX8とSOCが掲載されていますので

参考になりました。ここのコラムは読んでいてすごく勉強になりますね!

次回は実際の動きを見てみましょうか?

今日はここまで!

でわでわ!

 

 

 

 


Perazzi(ペラッツィ)MX8について

2021-02-15 17:47:20 | 

こんにちは!4Kです。

ブログのアクセスを見てみるとPerazzi MX8についての記事にアクセスが多い様

なので今回はMX8についてUPしたいと思います。今後は所持している銃の

紹介もして行きますので参考になれば良いなと思います。

さて、私の最初の銃は何にでも対応できるように自動銃のBERETTA 391AL Urika

を購入ました。クレーも狩猟もと考えました。

TRAPは隣の人に迷惑が掛かりますのでSKEETを始めました。

SKEETの方が居合切りの様に見えてカッコイイ~と思ったから(〃艸〃)ムフッ

ある程度スキートで撃てるようになった時に銃砲店の社長から

「古いけどMX8が入ったので見てみる?」と話があり即購入!!

私の様な初心者&貧乏人でもなんとか買える金額でしたので。(笑)

で、購入して感激したのが引き金の感覚の違いです。

初心者で自動銃しか持った事が無かったので最初MX8の引き金を引いた時は

本当に感激しました。自動銃の方は引き金を引くときに少しヌル~カチン

(ハンマーが落ちる音)の様な感じですがMX8の方はクッ!バチンという

感じ!感覚の話なので伝わるか分かりませんが(笑)

計ってみますとどちらも約2Kgの引き金の重さですが感覚がまるで違います。

(修正します。データーが出てきたのですがAL391ウリカシンセは約2Kgでしたが

 MX8は1.5Kgでした。その後調整してもらい初矢約1.0Kg2の矢1.3Kgです。)

シアーの引っ掛かる部分の違いでここまで違う物なのですね~!

さて、次は構造ですが他の上下二連を持った事が無いので何とも言えません。

最近BERETTAが新しい銃を次々に発表しているので少し影が薄くなっている

PerazziですがMXシリーズは結構前から機構は変わっていない状態でいまだに

市場でも出まわっている物です。それだけ完成された機構と言う事でしょうか?

ついでですので新旧の比較をしながら見てみたいと思います。

40歳 おばさんMX8(Old Perazzi MX8)

25歳 MX8娘

違いが分かりますか?

ほとんど変わりません( ´艸`)

ま、40年前の物も25年前の物も機構的には変更しなくても良いくらいの

物なのでしょう。違うのはロックをするピンの位置が違います。

確かに40歳おばさんMX8ではロックピンの位置が悪くシェルのリムが

引っ掛かる時があり、構造上でも摩耗が激しいらしく解放時にちょっとした

ショックで元に戻ってしまいました。

これは調整してもらい問題は無くなりましたが。

分解図を見てみるとこのピンと内部のピンでトップレバーをロックしたり

外したりしているようです。

40歳 おばさんMX8 のデタッチャブルトリガー

25歳 MX8娘 デタッチャブルトリガー

これも変わりません。

取り外し出来る構造で振り子式ですね。

これでも自動銃より早く2の矢が撃てます。自動銃は排莢の時間がありますから

気分的には時間が掛かる気がします。

スピードが良いか?機械的な動きが良いか?どちらも好き!!(〃艸〃)ムフッ

ちなみにこんな感じでデタッチャブルトリガーを外せます。外し方はセィフティレバー

を上に押し上げながらトリガーガードを持って下に引き抜くと外せます。

40歳 おばさんMX8はこのセィフティレバーがキツイ感じで親指が馬鹿になるくらい

でした。(笑)

ちなみに参考で

40歳 おばさんMX8 は銃身の方にMX8の金メッキ表示です。

25歳 MX8娘は機関部に刻印で掘り込みです。

おそらく最近のMX8も同じだと思います。

今回は簡単に新旧の比較も混ぜて紹介してみました。

もし、初心者の人でおばさんMX8の話があったら買うべきか?買わざるべきか?

私は手が出る金額だったら即買い。もし、その後状態の良い物が出れば買い替えは

有りだと思います。まず、上下2連になれる事が一番なので!

余裕がある人は最初から新銃なのが一番でしょうが(笑)

金額で言ったら新銃で170万円位、程度の良い物の中古で50~80万円位

で!おばさんくらいになると15~20万円位?かな?

ま!ピンキリですがなかなか状態が良く安い物は出てきませんね~!!

でも、もしかしたら鉄砲を辞める諸先輩方が持っていれば年代的に大量に出るかも?

(金額はネット調べで、実際の金額ではありません。御了承下さい(笑))

で、問題なのが私の様にストックで悩むと!!( ´艸`)

でも、問題(ストックの状態)が分かれば対応も出来ると思いますので!!

引き続き次回詳しくUPしたいと思います。

でわでわ!