マキノ雅彦第一回作品のこの映画。
2006年公開の日本映画だ。
ツタヤのレンタルDVD(←まだ観てる)で借りて観た。
文部科学省認定作品でありながら、猥語が頻出(70数回)することを理由にR-15指定を受けた。(出展:ウイキペディア)
・・・という映画、なんとうちの奥さまとごいっしょに拝見。
ほんとは、アルキメデスの大戦を観ようということで借りたのだが、抱き合わせで(普通2枚いっしょに同封されてくる)送られてきた、同作品を先に閲覧。
もっとも、もうすぐ還暦の古女房どの。
どうっということなく、堂々ご観覧。
しかし、いろいろ覚えたいな~という唄もあった。
カラオケがまだ一般的でなかった時代(私の若い頃)宴席では、一般的だった。
もっとも、男たちだけだったと思うが。
話がずれたが、いや、しかし感動的な作品だと思う。
いや、ほんと。
たしかにR-15指定になるほど、猥談の連続ではあるし、通夜での歌舞音曲など、不謹慎きわまる・・・というのが、世間一般の常識だとは思う。
が、場面はしかし、”素人さん”ではない噺家さんたちの通夜なのだ。
こういうのが、玄人なのだろう。
我々とは一線を画すべきなのだ。
が、故人とのつきあいが濃ければ濃いほど、こんな風になるのが本当のような気もする。
いつだったか、伯母が亡くなったときの葬儀のあとの会食で、孫が三味線を弾いていた。
「故人は、にぎやかなのが好きだったので・・・」と、いとこが言っていた。
というわけで、なおさら、いいわけだ(笑)
けっこう、ほろっとくる映画だと思う。
ちなみに、監督のマキノ雅彦さんは、亡くなった津川雅彦さんのこと。
そーいえば、師匠役の長門(故人)さんも兄弟じゃなかったかな・・・
映画のなかでは、その寝ずの番のあと、その奥さまがさらに一番弟子が・・・と寝ずの番がつづいていく。
つまり死人がつづく・・・とまぁ、ホラーの部分もありまして(笑)
唄あり笑いあり、ホラーありと、エンターテインメントの最高峰ではあるまいか。
おあとが、よろしいようで