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テレビの買い替えは自己搬入で 【連載】腹ふくるるわざ(53)

2023-12-29 05:00:00 | 【連載】腹ふくるるわざ

【連載】腹ふくるるわざ(53)

テレビの買い替えは自己搬入で

桑原玉樹(まちづくり家) 

 

 

 

「家電製品リサイクル法」って何?

 テレビを買い替えた。我が家にはテレビが4台ある。いずれも古いものばかりだ。その1台がついに寿命を迎えた。買ったのは2006年だから17年前。まだ液晶テレビの値段が1インチ1万円もする時代だったので、37インチで38万円もした。

 そんなテレビが調子を崩し始めたのは7年前くらいだろうか。時々映らなくなる。テレビから出る排熱を逃がしにくい配置で使っているせいもあるのだろうと、休み休み使っていた。

 しかしそれもやがて効かなくなった。たたいてもダメ。ついに出張修理を頼んだ。基盤を交換したら、また映るようになった。

 あれから7年。また映らなくなった。再び基盤を交換するより、新しく買った方が良さそうだ。そこで、購入を検討した。せいぜい40~50インチの大きさの型落ちで十分。

 ネットで候補機種を検索してから近くの家電量販店を覗いた。ところが、店頭価格はネット価格の1.4~1.7倍程度もするではないか。これならネットで買いたい。

 しかし、古いテレビの処分が問題だ。「家電製品リサイクル法」とかいうのがあって、結構費用がかかるらしいし、自分で処分すると面倒そうだ。量販店で買うのが無難かもしれない。

 店員に聞くと、「無料下取りは出来ません。15インチ以上だと家電リサイクル法で必ず2970円、それに運搬費が2200円、合計5170円が商品代のほかに必要です」という。

 家電量販店でテレビを買って、古いテレビを引き取ってもらえば、手間はかからないかもしれない。しかし結局、家電リサイクル料金と運搬費はかかるし、何よりもテレビの購入費の差は大きい。

 

▲家電リサイクル法対象商品(経済産業省)

 

▲家電リサイクル品回収方法(経済産業省)

 

処分方法を考えた

 家に帰って家電製品を処分する方法を検索した。

①家電販売店に依頼する。

②リサイクル店に依頼する。

③ごみ回収業者に依頼する。

④巡回して来る業者に依頼する。

⑤「家電リサイクル券」を買って自分で「家電リサイクル指定引取場所」に持ち込む。

 などが記載してある。

 

 ①は商品価格が高い。②は映らないテレビはダメ。③は地元業者に家財処分を頼んだことがあるが結構高かった。④の業者には不法な処分方法がしばしばみられるという。

 そこで最後⑤番目の「家電リサイクル指定引取場所」とはどこかと白井市のHPで検索したら、八千代市の島田台にあった。近いではないか。家から車で10分かかるかどうかの距離だ。「家電リサイクル券」はどこで購入するのかと調べたら、郵便局だという。よ~し、この方法に決めた!

 

▲家電リサイクル指定引取場所

 

郵便局で「家電リサイクル券」購入

 善は急げ。管理組合から台車を借りて古いテレビを駐車場まで運び、車に古いテレビを載せ、郵便局に行って振り込み票に記入して(これがちょっとわかりにくい)「家電リサイクル券」を入手すると、島田台の「たつみ運輸千葉営業所」まで運んだ。

 テレビを車からおろして、「家電リサイクル券」をテレビの後ろに貼ってもらって、家に戻っても全部で50分足らずの工程だった。

 

▲家電リサイクル振り込み票 経済産業省)

 

「家電リサイクル法」とはめんどくさそうな手続きだ、と思っていたが、やってみると簡単だ。家電量販店でなくてもネットで安くテレビを買い、処分することができた。

 

家電量販店で買うと

REGZA 50 C350X   9万2180円(店頭現品価格)

家電リサイクル券      2970円

運搬費           2200円

---------------------------------------------------------

計           9万7350円

         

ネットで買って「自己搬入」すると

REGZA 50 C350X   6万6724円

家電リサイクル券      2970円

運搬費             0円

---------------------------------------------------------

計           6万9694円

■差額 9万7350円-6万9694円=2万7656円

 

 結果、得をしたのは2万7000円以上。他の機種ならもっとお得になるはずだ。皆さんにも自己搬入をお勧めしたい。

 

 

 

【桑原玉樹(くわはら たまき)さんのプロフィール】

昭和21(1946)年、熊本県生まれ。父親の転勤に伴って小学校7校、中学校3校を転々。東京大学工学部都市工学科卒業。日本住宅公団(現(独)UR都市機構)入社、都市開発やニュータウン開発に携わり、途中2年間JICA専門家としてマレーシアのクランバレー計画事務局に派遣される。関西学研都市事業本部長を最後に公団を退職後、㈱千葉ニュータウンセンターに。常務取締役・専務取締役・熱事業本部長などを歴任し、平成24(2012)年に退職。現在、印西市まちづくりファンド運営委員、社会福祉法人皐仁会評議員。


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