ん。

わけもなく

涙がこぼれそうになる夜は

静かに空をみあげよう。



青い空に白い雲が流れていく



白い雲がゆっくりと形を変えて流れていくように

私のなかにそれぞれのわたしが見え隠れする。



それぞれの私は分離しているのかわからないように

わたしのなかで変化し、それぞれの思いを噴き出してくる。



それぞれが私であって、私ではないような私。

人はそれを感情と呼ぶのだろうか？

感情の奥に思考が隠れている。



涙する私を空を見ながら私が慰める。



思いはすぐに形を変え私からのがれていく

わたしは私の中のパーソナリティーなる

私たちを迎え入れ

そらへと差し出すことができるだろうか。