「猫の心理学」という本を読みました。
動物の飼育の本は、著者の体験に基づいて書かれているいることが多い感じがするので、
著者の出会った猫の性格によるものも多々あるのかな?と常々思っています。
ちまたんには当てはまらない事も多いですし、参考程度に読んでいます。
「猫の心理学」は飼育の方法というより、猫の生態学を綴ってあります。
色々な個性の猫がいるという事を前提に、動物好きの雑学の部分をくすぐるような内容です^^
捨て子猫が増えているこの時期、気になる記述が。
遺伝+教育+環境+経験で個性が決まるというもの。
〈親からの遺伝〉
両親の遺伝子から、繊細さやおとなしさが決まる。
(これは、持って生まれたものですね)
〈母猫の教育〉
健全な母猫が愛情をかけて世話をすると、好奇心に富んだやさしい猫に育っていく。
(生後1か月位:母猫や兄弟猫のそばでお乳をもらう事で、安心を得て、精神の安定につながる)
ちまたんの兄弟とおかぁさん。出産後保護され1か月間は一緒に保護主さんのお家に。
〈兄弟猫の教育〉
兄弟猫との遊びで、やって良いこと悪いこと等を学び猫らしさを身に付ける。
(生後2か月位:兄弟で遊ぶ事で猫同士のコミュニケーションの取り方を学ぶ)
保護主さんのお家の、お姉さん・お兄さん先輩猫達に見守られ、時には叱られしていた頃。
兄弟とも一緒に育った、幸運な子です。
〈家庭環境〉
安心できる空間でやさしい人間や同居動物に囲まれ、愛情をかけられると穏やかに育つ。
(生後3か月位:母猫のそばを離れて、一人で好奇心の赴くままに行動
〈経験〉
嫌な事より、良いことや嬉しい事を多く経験するとおおらかになる。
ちまたんは、おおらかちゃん。小さい事はすぐに忘れるタイプかもしれないです。
どんなにビックリイヤイヤな事があっても、平気で傍に寄ってくるし、忘れている可能性も大!!
ちまたんは、ラッキーガール。
一番大切な母猫との1か月も、兄弟との遊びやケンカも、
先輩猫さんたちとのコミュニケーションもしっかり経験できました。
おかげで、ちまたんはとても出来た子に成長して我が家へやってきました。
トイレも完璧、爪とぎも決まった所でしかしません。
どんなに遊んでいても、爪を立てることはしないし、甘噛みしかしません。
小さい頃の経験が、大きな宝物になるんですね。
お家の子猫に困っている方、せめて1か月は母猫と。2か月が過ぎるまでは兄弟と。
そして、必ず里親さんを見つけて下さい。
ネットを見ている人なら、色々な方法を調べる事が出来ると思いますよ。
母猫の避妊手術も大切な事。飼い主の義務と愛情だと思います。
『ちまからも、お願いします。ちぃちゃーーん、あそんで--』
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避妊手術の助成金を出している自治体等があります。
対象動物は各自治体により色々です。
参考にして下さいね^^
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