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加賀 あわづ温泉 総湯で肌と心をリフレッシュ_透き通るようなお湯をぜひ

2019年01月08日 | 観光スポット

石川県の粟津(あわづ)温泉は北陸を代表する温泉地の一つです。宿泊客でなくても利用できる外湯である総湯(そうゆ)が温泉街の中心にあります。地元の人から観光客まで多くの人でにぎわっています。

  • 奈良時代に開かれた日本有数の歴史を持つ温泉
  • 総湯は2008年に新築されており、設備が新しく清潔
  • 無色透明でなめらかな湯が体を芯から温めてくれる


あわづ温泉の近辺には他に片山津・山代・山中の3か所の温泉があり、4か所合わせて加賀温泉郷とも呼ばれます。外湯巡りをたっぷりと楽しめます。


白山

あわづ温泉は、福井県の平泉寺白山神社(へいせんじはくさんじんじゃ)の開祖で、白山信仰を開いた修行僧・泰澄(たいちょう)法師によって奈良時代の718(養老2)年に開かれたと伝えられています。総湯に隣接する温泉旅館「法師」は同年に創業し、ギネスブックに世界で2番目に歴史のある旅館に認定されています。

ちなみに1番は山梨県・西山温泉「慶雲館」で705年創業、3番は兵庫県・城崎温泉「千年の湯 古まん」で717年創業です。日本勢が歴史のある旅館ベスト3を独占し、歴史のある企業でも大阪の寺社建築業「金剛組」が578年創業で世界最古です。驚きの持続力です。

総湯は古くからありましたが、2008年に現在の建物が完成するまでは老朽化が進んだ建物で営業しており、観光客が立ち寄るには正直おすすめできない状態でした。

【小松市観光公式サイト まるごと・こまつ・旅ナビの画像】 総湯の館内外の様子

館内は清潔で快適に利用できます。ただしスーパー銭湯のように石鹸やタオルが用意されているわけではありません。温泉地の外湯には通常、そのような用意はないので持参しましょう。

お湯はほのかに塩味がします。透き通った実に綺麗な湯で、肌はすべすべになります。ガラス張りの館内は明るく、清々しく入浴できます。

あわづ温泉や付近一帯から、雄大な霊峰・白山を仰ぎ見ることができます。九谷焼の故郷でもあり、近隣の石川県九谷焼美術館で器に表現された見事な色のマジックを楽しむことができます。日本海でたっぷり栄養を吸収したシーフードの新鮮さは都会とは比べ物になりません。

観光スポットに恵まれたあわづ温泉と加賀温泉郷の外湯巡りをぜひお楽しみください。

こんなところがあります。
ここにしかない「空間」があります。



温泉の歴史は案外知らない

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粟津温泉 総湯
【石川県観光連盟 ほっと石川旅ねっとサイト】粟津温泉 総湯

原則休館日:毎月8/18/28日(土日祝日に該当する場合は変更あり)、1/1
入館(拝観)受付時間:8:00~21:30

※無料の石鹸・シャンプーやタオルは用意されていません。



◆おすすめ交通機関◆

JR北陸線「粟津」駅下車、「粟津駅前」バス停から小松バス「粟津温泉」下車徒歩3分
JR北陸線「加賀温泉」駅下車、「JR加賀温泉駅前」バス停からキャンバス・山まわり線「粟津温泉」下車徒歩3分
JR北陸線「加賀温泉」駅、「小松」駅から車で20分
北陸道「加賀」ICから車で25分
小松空港から車で25分
JR金沢駅から一般的なルートを利用した平常時の所要時間の目安:60分
金沢駅→JR北陸線→粟津駅(粟津駅前)→小松バス 粟津A/粟津B系統→粟津温泉
JR加賀温泉駅から一般的なルートを利用した平常時の所要時間の目安:60分
加賀温泉駅→キャンバス・山まわり線→粟津温泉

加賀温泉駅まで 大阪駅から在来線特急で2時間15分
加賀温泉駅まで 東京駅から北陸新幹線+在来線特急で3時間

※鉄道やバスは本数が少ないため、事前にダイヤを確認の上、利用されることを強くおすすめします。
※この施設には無料の駐車場があります。


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