興福寺をあとにして、東大寺へ向かいました。実は興福寺と東大寺って1500mくらい離れているんですね。公園を横切ったらもう少し遠回りになりますが。
南大門をくぐり、正面に大仏殿が見えますが、私はこの右手へ道を取り二月堂方面へ。
大仏殿を横目に見て、ゆるやかな石畳を歩いて行くと
正面に手向山八幡宮が。菅原道真が「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」と詠んでいる、あの手向山です(笑)
鳩の絵馬はなかなか可愛いです。手向山八幡宮は749年、東大寺及び大仏を建立するにあたって宇佐八幡宮より東大寺の守護神として勧請されたそうな。もちろん東大寺の鎮守社ですが、明治時代の廃仏毀釈によって東大寺から独立したそうです。
手向山八幡宮のすぐ横には国宝の法華堂(三月堂)が。本日、東大寺を訪れたのは3年ぶりにここに帰ってきた不空羂索観音をお参りするためです。
お参りの前に、法華堂前にある絵馬堂茶屋でお昼を。東大寺をお参りするときはここでお昼をとることに決めています(笑)ここのきつねうどんが美味しいのですが、今日は親子丼にミニうどんがついて880円(笑)
法華堂はこの左の部分が正堂(奈良時代)で右が後から付けられた礼堂(鎌倉時代)です。東大寺の建物の中で一番古いもので、国宝に指定されていますが、東大寺が出来る前からあるお寺だったそうな。
向かって左が過去のチラシ、右がこの5月18日からのもの。
上が過去のもの、下が現在のもの。
チラシの中の仏像の配置図ですが、以前は不空羂索観音の脇侍として日光月光菩薩像がありましたが、これらは東大寺ミュージアムへと。本来は不空羂索観音の横には立ってなかったそうです。で、以前はこの狭い空間に16体も仏像がありましたが、5月18日からは10体と、本来の形に近いものとなりました。お参りしてみて、以前よりも余裕もあり、一体一体の仏様の姿もよく見え、とてもいいかんじでした。ただ、日光月光菩薩もめちゃ魅力的なのでこちらも見たいのですが、別料金払って東大寺ミュージアムで見ることになります。
興福寺は特別公開以外の東金堂と国宝館は共通券800円で見ることができますが、東大寺は大仏殿、法華堂、戒壇堂、東大寺ミュージアムと全て500円で2000円必要となります。どうにかなりません?(笑)全て見られるもので1500円くらいにはして欲しいです。今回はこの法華堂だけにしました。
法華堂の横にはお水取りで有名な二月堂です。ここも数年前に国宝に指定されました。
たぶん同じ中学がクラス別で行動しているのでしょう(笑)
今日の奈良は真夏を思わせる暑さでしたが・・・いや、本当の真夏は35度以上でしょうが(笑)この風景の見える二月堂を吹き抜ける風は、やはりまだ5月なんだなぁって感じでとても気持ちよかったです。
二月堂をスケッチされていました。なかなか良い感じ。
9時過ぎに興福寺に着き、東大寺法華堂と二月堂を参拝しましたが、13時前には奈良を発ってました(笑)いつもこのパターンだし。春日大社や新薬師寺まで足を伸ばす元気はなかったです。
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