虚像の道化師 (文春文庫) | |
東野 圭吾 | |
文藝春秋 |
2012年8月10日に刊行された「虚像の道化師 ガリレオ7」と2012年10月15日に刊行された「禁断の魔術 ガリレオ8」の二冊を合併した文庫本。私のようにこれが初めての読者にとってはありがたいのですが、それぞれ単行本を買った人にとっては2年半そこそこで合併された文庫本ってうのはどうなのでしょう(笑)
まあ、2013年に放送された「ガリレオPART2」を楽しむために先に原作を読みたかった人にはいいのかもしれませんが、私はあのシリーズを当時観て、現在この本を読んで、もう一度ドラマのほうを見直そうかなって思ってるわけで。
ガリレオシリーズの初期2冊「探偵ガリレオ・予知夢」や直木賞受賞作「容疑者Xの献身」の頃はまだドラマ化もされていませんが、その後の作品はどうしてもドラマ原作としての作品になっています。これはもう書き手も読み手もそれを意識しないわけには行かないわけですし、正直だんだんおもしろくなくなるのも致し方ないところです。
あれだけの多作の東野圭吾ですが、ここ数年は当たり外れが大きいのも事実です。それでも一定のレベルに達しているのはスゴイですが(笑)
図書館で借りた本なので
2年半でも別にいいんですが(笑)
ほんと東野圭吾、多作ですね。
で、映画化ドラマ化される作品が多いこと多いこと(笑)
それぞれがある程度の基準を満たしているからいいんだけど。