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MINA×KAZU ☆ スマイル

アメリカ・イリノイ州からお届けする♪みなかずママ♪のほのぼの(?)子育て日記。

情熱の赤いカブ

2008年12月10日 | Cooking



久々ですが・・・
勇気を出して、ちょっと変わった食材にチャレ~ンジ!! 
(今回はそんなに珍しくないですけどネ・・・)
― Beets ―


                        ジャガイモじゃないよ

今日のおすすめ食材、ビーツ(Beets)。
ご存知ロシア料理のボルシチに入っている真っ赤な根菜です。

初めてビーツを調理したのは10年くらい前(日本)。
当時、私以上にチャレンジャーな友達と集ってはちょっと変わった料理を楽しんでいました。
その日はボルシチやピロシキなどのロシア料理数品を作ろうという企画。
当時日本では生のビーツはなかなか一般には売っていなく、
六本木のロシア大使館近くのこじんまりとした八百屋さんでなんとか購入したのでした。
今は日本でももっと一般的になったのかなぁ?やっぱり今も缶・瓶詰主流ですか?

そして数年前、NYの料理教室でマリネを習って以来、時々食卓に上るように。
こちらではごく普通に売ってますからね。
すんごく好きと言うほどでもないけど、たまに思い出して買ってました。
で、何故かここんとこまたブームが復活!!

でもメニュー開発にいそしむと言うよりは、「調理法(加熱法)」そのものを追究・・・
と言うのも、ビーツは安いしホントどこでも見かけるので
ヒカマ(←新メニューUPしてるので見てねに比べると在米日本人の市民権も得ていると思ってたけど、
意外と「食べたことない」「買ったことない」「どうやって食べるの?」と言う人が周りに多い!
その度に私の習った調理法を熱く語っていたのですが、
ふと「今の調理方法ってホントにベスト?」とギモンが沸いてきたのです。

私が以前アメリカ人の先生に習ったのはオーブンで蒸し焼きにする方法。 (下記⑤)
それ以来いつもこの方法で調理しているけど、レシピ本を見ると単純にボイルが多いのよね~
そう言えばボイルってした事ないなぁ。。。
うーんこれは試してみないと。

って事で試しついでにいろいろな加熱方法で調理してみました。
調理学実験は得意よ~  

日々の炊事は苦手・・・

     
     ①レンジ加熱
      1個ずつラップでくるみ、加熱。(目安:1個なら2~3分) 
      ラップのまま冷ます。
 
     ②茹でる
      水から茹でて30~40分。茹で汁のまま冷ます。
      ※「酢を少々入れて茹でると色鮮やかに仕上がる」とよく料理本には書いてあります。

     ③圧力鍋で蒸す
      少量の水を入れ、ざるにビーツを入れて3~5分。自然に蒸気を抜きつつ冷ます。
      (詳しい蒸し方はお持ちの圧力鍋の説明書を参考に) 

     ④オーブン加熱
      1個ずつアルミホイルで包み耐熱皿に乗せ、400度(F)で30~40分。
      アルミのまま冷ます。

     ⑤オーブン加熱(蒸し焼き) ←これが我が家のいつもの方法
      蓋付きの耐熱容器にビーツの1/3の高さの水を入れ蓋をして加熱。400度(F)で30~40分。
      (ルクルーゼがあればベストだが、グラタン皿に並べアルミホイルでぴっちり蓋をしてもOK)


     ※全て皮付きのまま加熱。ビーツの大きさにもよるので竹串で火の通り具合を確かめる。
      多少硬くても冷めていく間にも火が通るので、頃合いをみて。
      手で触れるくらいの温度になったら、上の部分(葉を切り取ったところ)を包丁で切り落とし、
      少量の水で洗い流しながら指で皮を押すようにむくと、ツルリときれいに皮がむける。
      ビーツから出た赤い汁は衣服につかないように注意。手は真っ赤になっても洗えばいずれ落ちる。
 

加熱後、皮をむいてスライスしたビーツ(⑤)。うーんすごい色。(レバ刺し?)


感応検査員はみなかず家の2名。
私&ビーツ大好き我が娘(ホント生野菜以外は何でも食べるのよね・・・)でーす。
味・見た目・調理の手間を総合的に判断し、勝手に順位を決定しました。

じゃじゃん!結果発表!!

     1位 ⑤オーブン加熱(蒸し焼き)
    
  やっぱり⑤がいちばん美味しい!!(甘みが強い)

        
               加熱前                          加熱後 

     2位 ④オーブン加熱
     ⑤とほとんど変わらないが、若干水分が抜けて縮んでいるような気が。
     手間としては同じオーブン加熱だったらアルミで包むだけなので、⑤よりは断然ラク。  

     3位 ①レンジ加熱
     調理・片付けの手軽さで言えばこれが一番ラク。甘みも十分ある。
     が、水分がかなり抜けてしまうせいかシワがより縮んでしまうので見た目は良くない。
     でもこの後小さく刻む料理に使う場合はこれで十分かも。

     4位 ③圧力鍋で蒸す
     甘みはあるが、他の調理法に比べて若干「土」臭い。
     調理時間は早い。でも大きな圧力鍋を出すのと洗うのが面倒。(笑)
     (ルクルーゼも重たいですけどね・・・ルクルーゼには愛情があるので面倒くさくないの♪)

     5位 ②茹でる
     
他の方法と比べると断然甘みが少ない。
      茹で汁がかなり赤黒く染まっていたが(下写真)、甘みもだいぶ溶け出してしまったのか?
      長い間ガスレンジを占拠してしまうのも私にとってはマイナス点。
     (オーブン加熱も時間がかかるけどね。。。でもオーブンの中なら邪魔にならないもんで)
               

              
                   赤いと言うよりどす黒い茹で汁・・・


よっしゃー!これでいつもの方法の蒸し焼き(⑤)がベストである事に確信を持ちました!!
まぁ、もっとも一般的であるボイルでも、マズイわけではないですよ。
でも面倒でなければ一度オーブンで調理してみてください。
とても甘くてビックリしますよ!
(ビーツって味は「ヤングコーン」に似てませんか?見た目と食感は全く違うんだけど)

ところで、この加熱したビーツを我が家ではどのように食べるかというと、
まずシンプルに、皮を剥いた後スライスするだけ(上写真)。味付けは何もなし。
出来立てのほんのり暖かいビーツは何も付けなくても甘くて美味しいんです。
(甘いからあまりゴハンのおかずにはならないけどね   )
もちろん好みのドレッシングをかけてもいいし、
オリーブオイル+バルサミコビネガー+ガーリックソルトでマリネしても美味しいですよ☆
(他に食材を加えても美味しいですが全ての材料が赤く染まっちゃいます ^^)


ビーツ入りポテトサラダ。
思いつきでパーティーに出したら意外と好評。
ビックリするくらいマヨネーズがピンクになるけど。
赤い色は食欲をそそると言うけどコレはそれを超えてるかも・・・
一応これでも自然の色なんですが。


葉付きビーツもよく売ってます。
茎と葉は根部分とは別に柔らかくボイルすると、根部分と同じような味がします。
ボイルのあと食べやすく切って、根部分と一緒にマリネやサラダに使います。


自宅でやった事はないけど、ちょっとおしゃれな盛り付けのレストランでは
こんな風に生のビーツがトッピングされていることも。
長~い千切りが出来る専用の道具があれば家でも出来るんだけどな。
(なんかその道具、昔買ったような気もする・・・うちのキッチンは魔窟なのよね・・・)

ボルシチに使う時も生のまま皮を剥いて小さく切ってから煮ていく訳だけど、
(生は硬いので頑張って!)
上のように丸ごと調理したものとはなんか違う食感になるんだよねぇ。
色ももっと薄くて(その分スープに色が移るんだろうけど)、かなり煮込んでもサクサクした食感。
この食感もまた美味しいんですよね。
ボルシチ、とまでは行かなくても、普通に野菜のひとつとしてスープに使うのも良いかも~

ちなみに我が家定番(?)のキンピラは今回試していない。。。
生のビーツを細く切るのはかなり大変そうなので。
どなたか試された方、是非ご報告を。

以上、一人で勝手に『試してみよう!』のコーナーでした~。 

あー長かった。





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