彼を一言で申しますと、妹弟思いでやんちゃ坊主のサッカー少年
幼少の頃からやんちゃ爆裂
乾杯のあいさつをしてくれたSちゃんとお山の大将を競ったほど団地内ではそこそこ有名
小学6年間は現マリノスの選抜クラスでサッカー三昧
そして最もやんちゃだった中学の3年間は、Sちゃんはもちろん
式に列席してくれた悪友達とやりたい放題し放題
何度学校に行って頭を下げたことか
そんな彼を同じ団地に住んでいた新婦のご両親の心の広さに感謝です
式の一ヶ月前から、これも決めなきゃ・あれも決まってないと週末以外にも式場に通う2人
そんなにたくさん決め事あるかね
「自分達らしさ」「サイコーの思い出」そんな思いから彼らなりの完璧を求めてってなところですかね
式は人前式。なんもかわらないシンプルなものでしたが
会場に入って席に着くなりネームカードを見て母と姉が泣きだす事に
ゲスト一人一人のネームカードの内側にメッセージが書き込まれていたんです
80名弱の長男のゲスト、顔を思い浮かべながら夜な夜な書いたんですね。きっと
見てみてって姉に言われたけどコレからって時に仮面どころかお化粧も落ちちゃったらシャレになりませんから
自分あてのメッセージを見るのがやっとでした
うるうる
オープニングは大型スクリーンに列席者全員の写真(昔の物や現在の物)が次々と映し出され
懐かしさと感動の連続、流れる数々の曲にも泣かされたね
昔の同僚の年上S君のお祝い映像
営業職で2人共お金がなく食べるに困った話や軌道に乗って海外研修に行った話、若かりし頃の写真が~
今は大成功を果たしたS君。感極まるものでした
今は主流となっているプロジェクターでのオリジナル映像ってすっごいですわ
そして、郷ひろみになりきって歌を歌ってみたり、はたまた五郎丸ルーティング
そりゃ~打ち合わせに時間が掛かるわけです
家族を気遣うことも忘れず
ウェディングケーキ、母から最後の一口って演出も
お色直しの際に祖母2人を両手に退場したサプライズも
キャンドルサービスではメインのキャンドルに点火するエスコート役に妹弟を選んでくれたことも
彼ならではのやさしさに感動です
そして最後の親族代表のあいさつ
新郎の父、私のオット、我が家のシェフ
バシっと決めてもらおうと仕事そっちのけで数日かけて考えました私が
A4用紙にびっしりとお礼、お願い、感謝の気持ち、完璧に出来上がった台本
一語一句間違えないよう噛まないようキッチリ覚えなさいよ!って、数週間前に渡したのに
前夜の予行練習ではしどろもどろ
うそでしょーーーーーー
代わりに私がきめてやろーかとも思いましたが厳格な父のプライド壊すわけには......
奥の手は恥ずかしくても広げて読んでしまぇ~って言ったのに
皆の注目とライトを浴びた瞬間、さほど大きくもないプライドが邪魔をしたらしく
握りこぶしに入りそうなくらいに小さく折った台本を少しづつ広げながら噛みながら
途中何処を読んでいるのかわからなくなって、横にいる私が指をさして教えてあげたりと
挙句の果ては、台本通りに読まずその場で思いついた話をはじめちゃったりなんかして
結果、まとまりのないわからんちんな挨拶となりました
涙を流す場面のはずが、恥ずかしさで穴があったら入りたい心境の私でした
マダムの仮面どころか頼りがいのあるオット像がバキバキ音をたてて崩れたのであります