
多摩川上流域では依然として川幅一杯に流れがあって
乳白色に濁った水がとうとうと流れている
僅かに顔を出した中州で、恐らく上流から流されてきたであろうアヒルが
1羽あちらこちらをウロウロしながらグァーグァーと鳴いている
枯れ木の枝を啄んだり、葉っぱの塊にクチバシを突っ込んだりしている
明らかにお腹を空かせているのだ
言うまでもなく、家禽として飼われていたトリだから、
餌にありつくなどあろう筈もない
急いで妻に電話をしてパンを一枚持ってくるように頼んだ
トランプを投げて配るような、あるいはフリスビーを投げるような格好で食パンを投げた
距離からして当然相手の中州までは届くだろうと計算していたが、パンは流れにポトリと落ちた
彼は体に似合わない素早い速さで流れに飛び込んだ
急流に乗って追いかけ追いかけして、ようやく追い付いた
鴨であれば、この場合口に銜えてとりあえずは陸に上がる
だが、このアヒルはよほどお腹が空いているのか、急流の中で食べようとするのだ
流されながら啄んでいる
そして、そのまま遠くまで流れていってしまった
私は「とんまな奴だ」と心で思った
再度妻を呼び、車でコンビニに走った
確実に中州まで届くパン!それはこぶし大のレーズンパンだ
とって返して、中州を見ると、彼は橋の下の涼しい場所に座り込んでいる
彼との距離を縮めるべく堤防の急斜面を下りていった
今度は力一杯放り投げた
パンはポトリと音を立てて彼の目の前に落ちた
ところが、まるで反応がない
知らぬ顔のハンベイを決め込んでいる
どうやら、彼はあの大きめの一枚のパンを平らげたに違いない
明日から、当分パンを持って多摩川に通うことになるだろう
今日は、その川に落ちることを警戒して、カメラやウエストポーチは車の中に残して歩き回りました。
餌が無ければウロウロ探す、天から餌が降ってくれば、それは当然のものとして平らげる、その天がpoloさんとは知る由も無く。。。
自然界ってこんなものかなァと改めて感じ入ったりしています。
くれぐれも流れに流されないようお気を付けくださ~い。
どこから流されて来たのか、彼は明らかに上流を目指していました。家に帰ろうとしていたのだと思います。明日は、もっと上流にまで足を伸ばして探したいと思います。怖いのは人です。野良犬は居ないし、野良猫も少ないし、川には入って来られません。とにかく、安全に生きられるように願っています。
だから「えっ?ここにもアヒル?」となったのですが。
upplainさんのお写真では川の水もかなり落ち着いた様子に写っていたのですが こちらはまだ荒れているのですね。
どこからながされてきたアヒルさん。
poloさんの目にとまって良かったですね。
野良アヒルなのか飼われていたのが流されたのかは解りませんが 餌には不自由していたはずです。
どこか安全な場所で命を長らえて欲しいと祈ります。
親切なおじ様に見つけて頂いて食料まで頂き感謝の気持ちでいっぱいです・・・(アヒルより)
どうか元住んでいた家に帰れますように。
上流に向かって泳ごうとしたけれど、押し流されて、やむなく中州に這い上がるという行動を何度もしておりました。恐らく飼われていたところへ行こうとしたのだと思います。何らかの解決があるまで、パンを運びます。
満腹になったので、目を閉じていましたよ。現金なものです。明日も明後日も、そのまた次の日も、飼い主に発見されない限り、私はパンを運びます。意外なところに、台風の被害者がいました。ヒナのキジバトが飛び立って喜んだのもつかの間でした。
鳥さんたちも可哀そう!それから水の中の魚の仲間達どうしているのでしょう
迷子のアヒルさんに胸が痛みます。
poloさん御夫婦の優しい行動に救われました。
でも以前より大分中州が見えてきたのでは?
アヒルさん、可愛そうに
でも優しいpoloさんのお陰で無事パンをもらえたから今日は良かったですね
動物は余分には食べないのですね。
人間みたいに
お腹一杯になったらもう要らないのでしょうね。
上流から流されてきたのなら、家の人も探しているかもしれませんね。
台風の影響は意外なところにもあるんですね。
このアヒルも台風の犠牲者だったんですか。
でもpoloさんと奥様の連携リレーでお腹が一杯になってほんと良かった。
でも面白いものですね。お腹が空いている時は必死になって急流もなんのその。でもお腹が一杯になると目の前にエサがあっても知らぬ顔とは。動物は正直です。
野良猫や蛇、またそれ以上に恐ろしい乱暴な人間には要注意ですね。アヒルは飛べませんから。
ん?アヒルは飛べなかったですよね?