スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

アフガンに散った青年

2008-08-30 18:11:30 | 社会

私達はまた八ヶ岳の山荘に来ております
野鳥撮影のためです
でも、どうやら当分雨が続くようだから、その目的を達成できるかどうか
期待しないで、お待ちください
写真は8月15日の花火大会の時のものです

さて、先日アフガニスタンで三十一歳の青年が拉致されて殺害された
彼は、農業の専門家として現地人を飢餓から救うため、あるいは
芥子の栽培に頼らなくても生活できるようにするために
灌漑技術を教え、サツマイモなどの農作物の育て方を教えていたという

あるNGOのボランティアであった
現地人も彼の献身的な行動に感謝していた
ある反政府組織の犯行だという
善意のまた有為な前途ある青年の夢を踏みにじった犯人たちは
その罪を償わなければならない

ここで、特筆すべきは、この青年の父親の言葉だ
彼は最愛の息子の非業の死の知らせに接した折
決してうろたえることなく、「息子は私たち家族の誇りです
あの子の行いを決して忘れることはありません」と淡々と述べたのだった
私は、「この親にしてこの子あり」と痛感したのでした

この悲劇に臆することなく、彼の意思を継ぐ青年が現れることを切に望みます

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2 コメント

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偉い人ですね (花ぐるま)
2008-08-30 20:00:35
私もあのお父さんは偉いと思いました。
お母さんの方はもう気の毒で見ていられませんでしたが。病に伏せられたそうですね。

現地の人のためにと思ってあの危険なアフガンへ
農業指導などにいかれたこの青年。

本当に偉い人だと思います。
こういう国へ行くに際してやはり相当の決断が要ることでしょうね。
その親も本人にも。
本当にご冥福を祈ります。
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花ぐるまさん、こんばんは (polo181)
2008-08-30 21:26:05
コメントを有り難う。かの青年の目指したものは純粋です。夢は中途で途切れてしまったけれど、きっときっと後に続く人が居るに違いありません。この青年には、金メダルではなくて、プラチナメダルを10個差し上げたい。
おそらく、命の危うさは十分承知していたことでしょう。覚悟の上でしょう。
お母様がお気の毒ですね。早く立ち直っていただきたいと思います。
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