3369~感性で学ぶ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「辞書に出会う」(1月25日)
おはようございます。国分寺教室の青野です。
先日、中学生のKさんと英語の勉強をしていた時のことです。
その日の課題は、1月~12月までの月名について暗記して書けるようにすることでした。
そうした単語は、問題集の巻末などにまとめて一覧にしてあることも多いのですが、ふと思い立ち、辞書を使って自分で調べて書いてもらうことにしました。
すると、単語の傍に語源が書いてあることに気づいたKさん、
「わぁ、この辞書いいですね!私、ギリシャやローマの神話とか、ラテン語とか好きなんです!」と興奮気味に言いながら、単語を紙に書き始めました。
こちらとしては、自分で手を動かした方が集中できるかな、という程度の軽い気持ちでしたので、Kさんの反応は正直予想外のものでした。
でも、辞書に書いてある豆知識(?)が興味深い、読むのが楽しい、という気持ちはよく理解できます。
全くの私見ですが、その楽しいという気持ちは、知識の定着にもいい影響を与えてくれるような気がします。
単調になりがちな単語練習や四字熟語の学習の際には、生徒さんの様子を見ながら、和英・英和辞典や国語辞典を積極的に使ってみようと思った出来事でした。
◇ワンポイント・メッセージ◇
辞書に興味を持つ、すばらしいきっかけができましたね。「私、ギリシャやローマの神話とか、ラテン語とか好きなんです!」、どこからそのような基礎知識を得ていたのか、Tさん、とても良い感性をもっていますね。一つひとつの月名を単に単語の羅列ではなく、それぞれ個性を持った名称として感じ取ることができたことでしょう。“学び”の原体験ができたとも云えますね。すばらしい!