3885.~作業を通して~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「PC学習」(10月4日)
おはようございます。所沢教室の増原です。
社会人のT君は、カレンダー作成や作文入力などでパソコンに親しんできました。
当初は、マウスから指が離れてしまいフォントや文字色の変更に苦労したり、
イラストのサイズ変更がスムースにできなかったりということもありましたが、
今では作成から印刷まで一人でできるようになりました。
現在は新たな取り組みとして、見本と同じプリントを作成する練習を進めています。
今回の課題は、案内文と集合時刻や電車の時刻などのタイムスケジュールが記載されている“レクリエーションの
お知らせ”です。
矢印やダッシュ、アンダーライン、枠の選択など初めての事柄も多く、
特に文章に合わせた大きさの枠を作るのが難しいようでした。
そこでプリント作成の前に図形描画をプラスすることにしました。
選んだ図形をグリッドラインに合わせて拡大、縮小、移動する練習を重ねます。
少し横道に逸れますが、大小の図形を組み合わせて、ゆきだるまや家を描き、彩色も試みました。
色の選択や組み合わせによる仕上がりの違いを実感できるのも、瞬時に色が変えられるPCならではの利点です。
寄り道を楽しみながら、無理なくスキルアップを目指しています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
寄り道、大いに結構です。T君、順調にPC技術がアップしているようですね。作業型学習は、手を動かすことによって技術や方法を体得し、それを後から言語化していきます。教科型学習はマニュアルを読んで先に言語的に理解し、それを作業に結び付けます。最後に作業への結び付けがあることによって、学習内容の定着度は上がります。生徒さんや子どもの適性に合わせて、方法を選択しましょう。