3601.~読む力~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「音読学習」(10月23日)
おはようございます。相模原教室の北村です。
小学5年生のK君の授業は国語が中心です。
特に長文読解と作文を重点的に行っています。
最初は、長い文章を読むことをとても嫌がり、講師が文を読んで聞かせ、問題を一緒に考えるのがやっとでした。
無理強いせず、やさしい長文から少しずつ進めて行き、長文に慣れていきましょう・・・と思っていました。
しばらく経って、いつものように問題を前にした彼に
「今日はこの文章、読めるかな?」と聞くと
快く、「読みます!」と声に出して読み始めたのです。
急な変化に驚きましたが、一生懸命読んでいる様子がとてもうれしく感じました。
授業後、お母さまに
「あんなにいつも嫌がっていた音読ですが、今日はできました!」と報告すると
「ほんとですか!実は最近、家でこども新聞も読むようになったんです」とのことでした。
こども新聞は漢字にすべてふりがながふってあり、毎日届くので、K君は楽しく読んでいるそうです。
読みやすさ、興味のある内容、目を引き付ける紙面がK君に合っていたようです。
「先生、SDGsって知ってる?」
「アメリカの大統領って誰になると思いますか?」
最近では新しい話題が飛び交い、コミュニケーションに一役買ってくれています。
こども新聞をきっかけに、知識や興味の世界が広がり読解力も向上していくことと期待しています。
◇ワンポイント・メッセージ
音読学習から、こども新聞へ、そして新しい知識や興味の世界へ。すばらしい展開ですね。知識や興味の広がりは、更に読む意欲を駆り立てて、音読の力を向上させてくれることでしょう。「知りたい」「読みたい」、プラスの回転が生じ始めましたね。