3324.~伊藤亜紗氏に学ぶ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「オンリーワンを」(12月4日)~
おはようございます。統括本部の中村です。
府中教室のT君。入会されて2回目の授業の際に、T君自身から発達障害であることを講師に伝えてこられました。
その時講師としては、T君が学校や人間関係で息苦しさを感じているかもしれないと思い、
T君には「発達障害は、個性の1つだ」と伝えました。
そして「T君が好きなことをどんどん見つけて、やってみよう」と伝えました。
T君は絵が得意で、特にアニメ動画は細かい描写が上手です。
今後、T君には自分自身を大切にしてオンリーワンを目指してもらいたいと思っています。
また最近、「朗豊ゼミナールに転塾し楽しい」と言ってもらいました。
その楽しい気持ちを持続させるのが講師の役目ですので、
感受性が鋭いT君を励ましながら、成績アップに繋げたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
「発達障害」という診断を受けることで、“自身のことが納得できた”、“腑に落ちた”、というケースは数多くあります。発達障害は脳の機能の問題です。健常と云われる脳との比較だけで語ることはできません。数日前に「視覚障害者の世界の見え方」を研究している東京工業大学准教授の伊藤亜紗氏の記事を目にしました。氏は福祉的なアプローチではなく、視覚障害者の新しい世界の可能性について言及しています。・・「目の見えない人=健常者マイナス視力」ではない。体の不自由をハンデと見るのではなく、違いを面白がるー(読売新聞)・・、この視点が、新しいものを生み出します。脳の機能ついても同様です。「発達障害=健常脳マイナス〇〇」ではないのです。