3483.~認知教育として~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。
~今日のElephasブログ:「視覚を意識して」(6月9日)
おはようございます。東中野教室の北本です。
緊急事態宣言が解除され、いよいよ学校が本格的に始まります。
しかしその後も、オンライン授業をご希望の生徒さんもおられます。
画面に映し出されるものすべてが教材です。
私たち講師は、一方的に一斉授業を流すわけではありません。
画面に向かっている生徒さんに対して、分かってほしいものを、画面に提供します。
見せたい部分だけ、見やすいように。
回を重ねるうち、余計なものをそぎ落とす感覚で、授業をするようになってきました。
視覚を意識することで、まだまだ良い授業を提供できるはず。
そして教室での対面授業についても、もっと良い授業を提供できるはずだと、実感します。
◇ワンポイント・メッセージ◇
“分かってほしいものを”、“余計なものをそぎ落とす感覚で”、そうですね、認知教育の根本ですね。生徒さんは、私たち講師が見せたいと思うものを講師が期待するように見ているとは限りません。例えば、3角形を見せたとしても、3角形の中心を捉えた上でその全体を見ているかどうか、それは分かりません。そのような意味での認知の発達を促すために考案され今に至っているのが、認知教育メソッドとしての造形リトミック、中でも殊に《リズム造形》です。造形リトミックの創始者玉野良雄に学び、その理論と実践引き継いできた私たちElephasの講師は、今回のオンライン授業の実践でその思いを新たにしています。教室での対面授業ではともすれば“慣れっこ”になってしまっていることを講師として学び直しています。いわば、”初心に帰る“、ですね。