4261.~言葉 経験を通して~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「神社クッキー?!」(12月14日)
おはようございます。東中野教室の丸山です。
小学校1年生のAくんは、
学習の最後の工作を楽しみに、国語も算数も頑張っています。
クリスマス工作では、講師の「ことば」を良く聴いて取り組んでいます。
Aくんからもいろいろな言葉が出てきます、「満点の星がよく見えるねえ」と言いながら星を丁寧に貼ったり。
その後、ツリーのオーナメントのジンジャークッキーを見て、
「この人形は何?」との質問に講師がジンジャークッキーの由来を説明しました。
ショウガの効能を知った国王が国民に広く伝えたことが由来だそうです。
「神社のクッキーかと思った。ジンジャエールの味かなあ」、
“満天の星”、“神社”など、言葉がたくさん出てきます。
クリスマスツリーのてっぺんの星にトナカイを近づけ、
「星をよく見たくて、サンタを乗せずに駆け上がっているんだ」とも説明してくれました。
Aくん自身の中に、豊かな世界と言葉があることを、毎回実感させられています。
◇ワンポイント・メッセージ
“ジンジャークッキー”を“神社クッキー”と思ったとのこと、面白いですね。でも私たちは、知っている言葉が優位となって、誤った理解をしてしまうという経験が少なくありません。ことに歌では、ことばの意味が分からなくてもメロディに乗って歌詞が自然に耳に入って、覚えてしまうということがあります。たとえば有名なクリスマスソング、
♪きよし このよる ほしは ひかり すくいの みこは まぶねのなかに ねむりたもう いと(糸?) やすく ♪もろびと こぞりて むかえまつれ ひさしく まち(町?)にし・・・
工作を通してのAくんの言葉の経験は、国語の学習にも算数(文章題)学習にも役立っているとのことです。