「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所
きのう、「シシウド」(和名)という植物を紹介しました。形状が特徴的で、さまざまなイメージが広げられます。しかし漠然と見たのでは、ただ「花だ」というだけで終わってしまうかもしれません。
では、よーく見ればいいのでしょうか?子どもに「よーく見て」と言うと、目を大きく見開いていっしょう懸命見ようとしますが、それは「よく見る」ことにはなっていないのです。
造形リトミックの創始者である玉野良雄は、「耳で見る」とよく申していました。
「耳で見る」とは・・・
「ほら、お花」
「しろいお花」
「小さいお花だね」
「小さいお花が、たくさん」
「傘を広げたみたいに、広がっているね」
「線香花火みたいにも見えるね」
「う~ん、いいにおい」
「虫たちが、いっぱいだね」
・・・と、お子さんに語りかけてあげましょう。
「見る」とは、一瞬で見ることだけではないのです。時間の中で見ていきます。順に見ていきます。語りかけながら、ゆっくりと順に見させていきましょう。
「きれいだね」「わっ、まっしろ」「かわいいね」「おもしろいね」「ふしぎだね」という自然な気持ちにのせて、語りかけていきましょう。
ある俳句の解説に、「どこまでも続く、夏休みの自由な時間」という記述を見かけました。「どこまでも続く・・・」、いいですね。ゆったりとした自由な時間の中でやさしく語りかけることによって、お子さんと一緒に「見る」ことを楽しんでみましょう。
造形リトミック教育研究所
>>ホームページ http://www.zoukei-rythmique.jp/
>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
最新の画像もっと見る
最近の「「楽しい」からの出発」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- 生活(710)
- 季節(5)
- ごあいさつ(4)
- ケースに学ぶ(1402)
- テーマの力・魅力(33)
- 耐性(4)
- 知るを楽しむ(87)
- 教室情報(16)
- 受験・進学(222)
- 表現(378)
- 理念と姿勢(43)
- ご連絡(288)
- テーマの魅力(5)
- 仕事・就労(4)
- その他(2)
- 工夫次第(65)
- 工夫・創造(14)
- 家庭(2)
- 生きる(8)
- 生きる力(10)
- コミュニケーション(24)
- 受験に向けて(123)
- 言語(2)
- 学習環境(1)
- 就労(1)
- 学習習慣(18)
- 学習態勢(4)
- メソッド(8)
- 学習習慣(7)
- 就学前教育(6)
- 就職・就労(5)
- 言葉を育む(2)
- 検定試験(1)
- 定期考査(2)
- 指導のポイント(161)
- 季節・時節(2)
- 「楽しい」からの出発(550)
- 「ケースに学ぶ」(324)
- 「指導のポイント」(641)
- 「テーマの力・魅力」(1)
- 識者に学ぶ(18)
- 年に1度は(9)
- 「すばらしい引き立て役」(4)
- 「メソードって?流派」(3)
- 「父の願い、私の願い」(3)
- 「特殊教育工学教室」(0)
- 追悼(1)
バックナンバー
2000年
人気記事