4173.~工作を楽しむ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「」(9月2日)
おはようございます。越谷教の田中です。
Nくんと歌唱造形「ワニ」を描いた次の授業で、ワニの工作をしました。
「今日は先週描いたワニを作ってみるよ」と声がけし、Nくんの前に見本を置き、作業手順を話してから始めました。
作業中は淡々とした表情でしたが、いざ出来上がるとパァッと笑顔に。
授業後にお母さまにお見せする時もずっと笑顔のままで、大切に持って帰られました。
大好きなワニを作ると分かっていたら作業がより一層進むのではと思い、
「つぎの授業の時に、もう1頭友達のワニを作るよ」と声をかけ、視覚的に分かりやすく伝えました。
そうするとNくんはその翌週もすぐに笑顔になり、ホチキス止めやシール貼りなど、
前回と同じ作業内容にも、スムーズに楽しそうに取り組むことができました。
作ってみたいという気持ちが湧く、だから作業もスイスイと進められる。
工作の導入と展開、大成功でした。
◇ワンポイント・メッセージ
Nくんが、そんなにワニを楽しみ、喜んでくれるなんて、嬉しい限りです。工作のワニにワニを感じられること(対象を捉える感性)、指示の理解、手順に従って作業に取り組むこと、作業における巧緻性と視知覚機能の駆使、表現力の習得、講師との、また親御さまはじめご家庭でのコミュニケーション、工作にはさまざまな学習要素が含まれています。・・・しかしそんなことはさておいて、楽しむこと。それが、1番です。