ほとんどの大人は、個々の経験からすぐに演出込みだと察して
一定の理解と配慮をしていただけますが
小さな子供たちは、ありのまま見たものを信じてしまいます。
問題は、その先。
昨今は、自然に触れられる機会が減りました。
大自然の素晴らしさや厳しさを身をもって知ることは
とても有意義かつ大事なことではありますが
時に命を落としてしまうこともあるからです。
どうすれば、より安全に自然に関わっていけるか。
難しい問題ですよね。
夢や憧れを持つこと、持たせることも大事です。
ですが、自然というものを相手に演出込みで
それを信じ込ませてしまうというのは反対です。
信じた子供たちが、それを自然に対する一般知識として
認識してしまう危険があるからです。
上述したとおり、自然に触れられる機会が減りました。
ゆえに経験不足なうえに間違った知識で対するとなると
当然ながら、生命の危険性は高くなります。
経験も知識も豊富であったとしても命を落とすことがある
それが、自然ですよね。
バラエティーとドキュメンタリーの区別すら曖昧な子供たちに
本当は、どれだけ危険か、どれだけ大変かってところを隠したまま
安易に感動物語を描いて誤認させるのは反対です。
今の時代だからこそ、スタッフの尽力、危機管理なども含めて
全てをさらけ出して見せるほうが、よろしいのではないでしょうか?
大人は、それだと白けるかもしれませんが
自然というものを扱うのなら
真を描いたうえで感動を与えたほうが
子供たちのためになるのではと思います。






