大連日記

2014年8月27日に大連にやって来ました。大連で見たこと、聞いたこと、感じたことをを日々綴りたいと思います。

私の日本人らしさはどうやら「音」にあるようだ

2014-11-11 23:35:38 | 日本人とは

中国に来る前に、ある教え子から「先生、『愛国者』になるんじゃないかな?」なんて言われて、ありえないという気持ちと少しどきっとしたことがあった。

外国へ来ると、日本にいるときは、ことさら意識したことがなくても日本人であることをいろんな場面で意識させられる。それが「愛国」に結び付くのは一般的なことなのかもしれない。誰しも自分の故郷は好きであるだろうし、誇りにしたいだろうから。

しかし、できるだけ客観的にとらえ、単純にいい悪いでとらえたくはないと思っている。のだが、…。

私の日本人らしさは、どうやら「音」にあるようだ。まず自動者のクラクションの問題。とにかくけたたましい。いまだにびくっとする。

そして、今、少し迷っているのだが、中国の学生たちは、舌打ち的な音を発することが多いような気がする。なかなか日本語が出て来なくてチッと、話しながらチェッと。みんながみんなそういうわけではないが、多い。中国では、それは別にどうということではないのだろう。ところが、私は気になるのだ。チッ、チッ、チィチィ…。むろん悪気などはない。だからこちらもいいにくい。日本では、礼儀の問題としてそれはいけないことの類に入るのよ、と教えるべきか?

たかが音、されど音。たいしたことがないと言えばそうなのだけれど、日本人の私には、やはり、チィッが気になるのだ。

日本人って「音」に過敏というか、極力「音」を出さないような文化を育てて来たんじゃなかろうか。


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