習近平は、「ハエもトラもたたく」をスローガンに汚職政治の撲滅(もしくは撲滅を目指すというポーズ)に躍起だ。中国の政治に腐敗は根深いかもしれないと思ったのは、何も政治家ばかりではなく、「お金」でなんとかなる体質が、けっこうふつうの市民にも蔓延している気がしたからだ。
学生たちの話からさえ、裏口入学つまりお金で入学する類の話が聞こえてくる。
もうひとつ驚いたのは、カンニングである。これは、これまでに、日本語教師をしていた方からき聞かされていた話だ。カンニングがざらにある、と。
そして今日、学生から聞いた話にさらにびっくりである。大事な選考試験で、監督役の学生(これもよくわからないが、教員のアシスタントであるようだ)が、答えをある学生に教えていたというのだ。それに憤慨した学生の話である。
そして、それは単位認定の試験ではさらにあるという。ちょっとちょっと、権力上層部が腐敗しているのはわからなくはないが(それはそれでもちろん大きな問題だが)、学生がそんなことしてどうするんだ。背景があるにしてもだ。それはあかんやろ!