30年前、ハウスメ-カ-は、全国展示場展開により爆発的な進歩を遂げ、集客力を伸ばし、保守的な和歌山にハウスメ-カ-は適応出来ないだろうと言われていたが、総合展示場の進出により、一時期は住まいの平均坪単価最高額を記録した。
その当時の全国平均年収の中で和歌山は、ワ-スト10に入っており、産業の無いこの和歌山が坪単価の高い家を買う背景には負の要素が働いており、保守的だと言われていたその当時の心理的要素が高かったのだろうと思われる。
和歌山だけではなく、日本には守る体質が強く、みんなが買う物には警戒心を起こさず買う、日本人の体質でもあり、ブランドに弱い日本人だとも言える。
みんなが良いと言う物を買い、自分一人が損をするのが怖く、みんなが損をする中での損は納得出来る、と言ったような大衆心理が働き、自分の本音で動こうとしないのが日本人だったのかも知れない。
「出る杭は打たれる」 「長い物には巻かれろ」を信条とした日本人の体質が有ったのかも知れない。
多くの情報が簡単に入手できるようになった今、私達日本人は、自分を守る手立てを多くの情報の中からどのように見極めていくのだろうか?