<中山記念:追い切り>・・・愛読日刊スポーツ高木さんの記事より

 中山記念(G2、芝1800メートル、26日=1着馬に大阪杯優先出走権)で、ネオリアリズム(牡6、堀)が一発を狙う。23日は美浦ウッドでラスト12秒5。昨年末の香港マイル(9着)以来だが、態勢は整った。絶好調ミルコ・デムーロ騎手(38)とのコンビは侮れない。

 ネオリアリズムは、ウッドを単走で追われた。頭の高さが目立つが、前半から折り合いはついた。直線はびっしり追われて、5ハロン68秒6-12秒5。重めだった1週前より動きに切れが出てきた。森助手は「当該週にしてはしっかりやった。休み明けで反応が鈍いところもあったが、まずまず態勢は整った。香港では環境が変わってカイ食いが落ちたり、いらいらしていた。それと比べれば順調」と合格点を与えた。

 中山は3戦して2、4、7着。未勝利戦で連対したが、舞台相性はひと息だ。ただ、今回は3週連続重賞Vと波に乗るM・デムーロ騎手と初コンビを結成。「馬のリズムが一番大事。けんかしちゃうと余力がなくなるので、うまく折り合ってくれれば」(森助手)。昨年Vのドゥラメンテなど中山記念は3戦2勝、2着1回。好相性の鞍上への期待も大きい。【高木一成】