(記事より一部抜粋です。)
紫外線を浴びると、細胞内に大量の活性酸素が発生します。過剰な活性酸素は細胞をさびつかせ、細胞の機能を一時的に低下させる、これが疲労の正体です。
肌(皮膚)が紫外線を浴びると「筋肉疲労」を起こします。それに対し、目から入った紫外線は、「自律神経」と「筋肉」の両方に影響を与えるので、精神的な疲労と肉体疲労の「W疲労」を起こしてしまうのです。
目の奥にある網膜は、脳の一部です。ですから、目から紫外線を浴びると、眼球を通過して脳に直接、紫外線が入るのと同じことになります。脳は自律神経の中枢ですから、紫外線によって自律神経が炎症を起こすと全身の疲労を感じます。
「色の濃いサングラスより、透明なUVカットされているものが良い」ということです。
人間は、まぶしいと目を細めたり閉じたりします。こういった、自然に行う反射的な行動は、実は凄く重要なものなのです。この動きで瞳孔がギュっと締まり、目の奥の方に入っていく光の量を少なくできるのです。
ですからサングラスも、まぶしさが感じられる、透明や色の薄いものが良いです。しっかりUVカット加工がされているものを選んでください。
「今日は予想外に陽射しを浴びてしまったな…」という時は、できるだけ早く目を冷やしてください。冷たいタオルでひたすら冷やす。日焼けと同じですから、冷やすことが大事です。
その後、目をギュっとしたり、瞬きをしたりして、涙を出してください。涙には、免疫をあげる成分や炎症をおさえる成分、ビタミンやミネラルも入っている。実は、涙ってものすごい薬なんです。
日本では、まだまだサングラスやUVカット眼鏡をかける習慣が一般的ではありませんが、将来、大きな病気につながらないようにするためにも、一年を通して「目の紫外線ケア」を、しっかりしていって頂ければと思います。紫外線は目には見えないので、油断してしまいがちですが、毎日、少しずつでも気を付けることが健康維持につながります。早速、今日から実践してみましょう!
(感想)
すごく良心的なアドバイスに感じます。