ウォッチ銘柄であるIRJの22年3月期決算です。
IR・SRコンサルティング、投資銀行、証券代行を有機的に結合したコンサルティング業を展開しています。
主力のIR・SRコンサルティングが更に成長鈍化した上に、他はマイナスに転落しています。
サービス形態 |
2021 |
2022 |
増減率 |
IR/SR コンサルティング |
7,614 |
7,870 |
+3.4% |
ディスクロージャー コンサルティング |
475 |
344 |
-27.6% |
データベース その他 |
194 |
187 |
-3.5% |
売上高は1.2億円増加した一方で、売上原価は0.4億円、販管費は6.7億円増加しました。
その結果、売上総利益率は85.1→84.4%、営業利益率は49.3→41.5%に悪化しました。
利益率はかなり高水準ですが、販管費の増加をこなし切れていないのが気掛かりです。
資産は、現預金が54→58億円に増加しました。
一方で、有形固定資産は3→4億円に抑えられています。
負債は、短期借入金が2億円で横ばいでした。
利益余剰金は、57→64億円と増加しました。
営業キャッシュフローマージンは29→31%と若干回復しました。
フリーキャッシュフローも21億円を確保しています。
ここ1年の株価は落ちる一方です。
期待感で買われていただけに、成長が鈍化すると厳しそうです。
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