ポートフォリオの一角を占める日本M&Aセンターの22年3月期決算です。
今期はコンプライアンスに揺れた1年でした。
業績は堅調な様子ですが、来期への影響も見守りたいと思います。
件数 |
2021 |
2022 |
増減 |
成約 |
886 |
996 |
+113 |
売り成約 |
441 |
499 |
+58 |
買い成約 |
445 |
497 |
+52 |
成約組数 |
443 |
511 |
+68 |
売上⾼は、43億円増加した⼀⽅で、売上原価は25億円増、販管費は18億円増でした。
その結果、売上高総利益率は61.8→59.8%、営業利益率は45.4→40.7%に悪化しています。
高水準とは言え、利益率の低下は気がかりです。
資産は、現預⾦が429→473億円と増加しました。
また売掛金は30→14億円に半減しています。
債務は、借入金は完全に未計上になりました。
一方で、利益余剰金は418→478億円に増加しています。
営業キャッシュフローマージンは30%台を割ってしまいました。
営業キャッシュフローも3年間横ばいに見えます。
問題発覚で株価は半減しています。
ビジネスモデルはともかく、まずは信頼の回復が最重要課題に見えます。
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