ウォッチ銘柄であるディップの22年2月期決算です。
主力の人材サービス事業は、増収だったものの経費増をこなせなかったか減益でした。
一方DX事業は、順調な成長を見せて大幅増収で黒字化を果たしました。
事業 |
2021 |
2022 |
増減率 |
人材サービス |
31,671 11,844 |
36,686 9,513 |
+16.6% -19.0% |
DX |
823 -541 |
2,828 +742 |
+172.3% - |
売上⾼は、70億円増加した⼀⽅で、売上原価は12億円増、販管費は75億円増でした。
その結果、売上高総利益率は89.8→88.5%、営業利益率は22.5→14.2%に悪化しています。
売上高以上に販管費が増えたのは気がかりですが、コロナ禍回復途上につき引き続き注視したいと思います。
資産は、現預⾦が125→165億円に増加しました。
その他に、ソフトウェアが62→76億円、投資用有価証券が57→58億円に増加しています。
債務は、今期も借入金は計上されていないようです。
利益余剰金は283→287億円でほぼ横ばいです。
営業キャッシュフローマージンは20%台を回復しました。
フリーキャッシュフローも66億円と大きくプラスに転じました。
株価もコロナ禍の中で少しずつ切り上がっています。
利益率は少し懸念ですが、期待感が高まっているように見えます。
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