209系を愛する人のブログ

友人に触発されて始めたブログ
鉄道に関して思ったことや鉄道模型について
不定期で書いていきます

レール管理についての話。

2016-04-09 18:37:36 | レイアウト関係

どうも皆さん、約2年ぶりぐらいですか? お久しぶりでございます、Blue-skyです。

 

Twitterには浮上していたのでそっちに書いてありますがこの春から大学1年生になりました。めっちゃ忙しかったので更新できずにいました。

 

旬のネタもないので、きっともう誰も待ってくれてる人は居ないでしょうが(いたらめっちゃ嬉しい)久しぶりに更新していきたいと思います。

 

さて、表題の件についてですが久しぶりの今回は「我が家に所属するNゲージ車両たち」シリーズではなくリハビリ兼需要があると思われるものに致しました。


以下本題です。


 ここのところKATOさんがリリースする新製品は「飯田線旧型国電シリーズ」だったり国鉄時代の車両で私から下の年齢からすると「古すぎて分からんし面白くない」と感じる物ばかりです。

私自身は国鉄型は大好きですし、むしろ僕から見て「お爺さん世代」の方々が「懐かしいな」と買って遊んでくれていることを思えばNゲージャーのはしくれとして嬉しく感じています。


そんな「お爺さん世代」の方々の中には「昔まだNゲージやってた頃のレールが何処かに有ったはず」と押入の中から見つけて出して走らせようとした方もいらっしゃると思います。

ところが、肝心のレールさんは長年にわたり放置されて拗ねてしまったのか錆びてしまったのか通電せず、色々試してみたものの結局一式買いなおした方もいるのではないでしょうか?


当たり前ですがレールは金属ですので湿気の多いところに保管するのはNGとされています。私なんかは自室に保管していますが部屋を閉め切っていることがほとんどだったので、レールが

湿気で緑色に錆びて使えなくなっていました。物ぐさなのは良くないですね。最近は雨さえ降ってなければ窓全開にして空気を入れ替えてます。


こうなってしまうと「乾式クリーニング」と言ってレールの表面を「削って」錆びを取らなければなりません。昔TOMIXから「クモヤ193系クリーニングカー」というものが製品化されましたが、

あれは付属のライター石みたいな車輪でレールを「削って」清掃する仕組みになっています。現在発売中の「マルチレールクリーニングカー」にも紙やすり式の回転部が付属していますが

取扱説明書には「あくまでも乾式クリーニングは最終手段。レールを著しく痛めるので多用しないこと。」みたいなことが書かれています。

要するに面倒でもクリーニング溶液でレールを定期的に使わなくても拭いてくださいってことでです。因みにクリーニング溶液で清掃することを「湿式クリーニング」といいます。

↑マルチレールクリーニングカー


しかしこれが大変メンドクサイ。綿棒や古布に溶液をつけてゴシゴシ拭くからです。トンネルや立体交差があったり、大規模なジオラマを作っている人には死刑宣告みたいなもんです。


ですが世の中には「集電向上剤LOCO」と呼ばれるこの手間を省いてくれる溶液もあります。

このLOCOと呼ばれる溶液の正体は通電性の高いオイルです。鉄道模型は一部を除きレールから車輪を通して集電します。ですから電気的に見ればレール表面と車輪の踏面は電気接点に

なります。電気接点というのはどうしてもスパークによってカーボンと呼ばれる物が表面に付着してしまいます。LOCOオイルはレールの表面に非常に薄い特殊な膜を張り、カーボンの付着を

皮膜の上にさせることにより溶剤を含んだ綿棒なんかで表面を撫でるだけでお手入れができるようにしています。

 しかし、正体はオイルですので過度に散布すると勾配区間で空転を誘発させることがあるので一度LOCOをつけた車両の持ち込みを禁止している貸しレイアウトもあります。

また、こちらお値段なんと10mlで3000円弱と大変高価なものなのでお勧めはできません。


話を錆びついてしまったレールの解決方法に話に戻します。


最初に述べた通り我が家のレールたちは長年の放置によって錆びついてしまっていますが新しく全てを買いなおすお金はないし、乾式クリーニングはしたくないのでどうしたもんかと解決策を

友人R氏に相談すると、KURE工業の2-26「接点復活剤」がおすすめとのお返事。早速オートバックスで仕入れてきました。


KURE工業2-26 用途:電気装置用防錆・接点復活剤 「金属表面に水と置換して皮膜を形成。カーボン等の汚れも落とす。」 内容量180ml お値段734円(税込・オートバックス価格)


LOCOのところでも言った通りレール表面は電気接点になるのでこの「接点復活剤」や「金属表面のカーボン等の汚れも落とす」という言葉にとても期待が持てます。

誰もがご存じであろう5-56と同じくスプレータイプですがレールに向かって直に噴射すればエライことになるので塗料用の小皿に少量あけ綿棒に含ませてレールを拭いてみます。

少量を小皿に空け

綿棒に含ませ

拭きます。しばらくすると右の写真のように綿棒に緑色の汚れが付着します。


そして通電試験・・・。















結果ですが、物凄い効き目です!! さっきまで錆びついて全然電気を通さなかったのにまるで新品のレールの上を走っているように走り出しました!!


FOR-PROって書いてある通りホントに凄く効きます!!


効果が聞いただけではわからないと思うので、次の写真をご覧ください。


この3本のレール、最上から放置して錆びついたレール、2-26でゴシゴシ拭いたレール、新品のレールの順です。


真ん中のレールは拭く前まで最上のレールと同じように表面に輝きがなく少し緑がかっていましたが5分近くゴシゴシする事によって輝きを取り戻し、最下の新品同様の状態になりました。


しかし、2-26はLOCOと同じくオイルですので、ユニクリーナーを染み込ませた古布で余分な油分を拭きとっておきます。そうじゃないと空転のもとになりますからね。


今回は「レールの管理について」と題打っていますが要は2-26の試用レポートです。押入の中に眠っていたレールをどうにかして復活させたい方や、お座敷スタイルで運転会をする方でレール

の通電不良でお悩みの方は2-26試してみるべきだと思います。ポイントのトングレール部分、TOMIXポイントの基盤の通電不良は接点復活剤2-26で完治するはずです。


久しぶりの更新ですが多くの方にとって有意義な情報だと思ってくだされば幸いです。


これからは月に4回程度を目標にして更新を再開させていこうと思っていますのでよろしければ応援よろしくお願いします。