風の道 書房

日常の流れの中で気づいた事を書いていこうと思います。

この時間

2021-07-16 18:13:06 | 日記
夕陽が落ちて、あたり一面暗がりになり
空には一番星。
太陽の残存のオレンジが少しずつ消えて薄くなっていくのに目が離せず
何度も何度もベランダに出てしまいます。私は、ネイティブアメリカンの思想が好きで、20代初めから沢山読んできました。当時はインディアンジュエリーが流行していたり、ファッションもスエードやヌバックのモカシンがナチュラルカラーであったり、色々レパートリーが多かったです。
そんな20代初めに入社した会社で初めて輸入を体験します。
数社取引先の中にミッドウエストにある、ネイティブアメリカンのご先祖様がいらっしゃる方の会社に出会いました。
なんと、日本にも来てくれたのですがその時の話で、とても印象に残ったことが2つあります。

1つめは、彼の思想感なんですが、
今から30年ほど前、キャリアウーマンに憧れてた私は、仕事を一時休んで日本にきたり、子育てしてる彼が不思議でした。
どうして保育園にお子さんをいれないのか?の質問に、、、。
おーーー!!子育てというもっともクリエイティブで、最高の時間の過ごし方をわざわざお金を払って他人にみてもらうなんて、、もったいなすぎるよー!と、
おおらかに笑って言われて。。。
わーーこんな考え方って素敵だなーと
1人で何度も反芻していました。

2つめは、
彼が初めてメキシコからテラコッタの素焼きの小物を1万程、仕入れたそうなんですが、、、。
着いてびっくり!!
ほぼ全滅、割れていたそうです。(2個だけ大丈夫!)
梱包するという意識が、相手になかったようなんです。
そんなこともあるから、面白い。みたいな流れの話だったと思うのですが。。
個人事業主とはいえ、なんとも許容量半端なく感じました。

話かわって、、、。
独身時代に
縁があって、2ヶ月バックパックでカナダ1人旅をしました。列車にのってトロントから、何日もかかるんですよ。

その時、ブリティッシュコロンビアの北の方をまわり、宿泊したのはフィッシャーマンとナチュラリストが泊まるような、ネイティブアメリカンのおじさんが経営するユースホステルのような宿でした。ネットも当時はなくて、どうやって行き着いたのか、それすら覚えてないのですが。。

お料理は手作りの宿のようで、(通常ユースホステルは2ヶ月間、自炊でした)ミックスベジタブルとリッツをくだいて作るおじさん特製ミートローフが夕飯。食後の珈琲を飲んでた時におじさんが、次々に色々な声を出し始めるのです。獣を追い払ってるのか、呼んでるのか、、、、っていうくらいの獣笛でした。
唇で、口笛のように野生動物になりきっていました。
あれは、とてもあやしくて、こわかったですが。。。
手つかずの自然の中にある宿。。
昔からこの獣笛は、風習のようなもので、おじさん吹いてるんだろうなぁと思ったものです。

この夕陽の写真からいろんなことが
思い出されました。
読んで下さってありがとうございます!