人生の坂道

持病を持つ身になったことをまだ公にできないのですが、
自分の体や心の変化を日記代わりに綴っていきたいと思います。

絶望名言 ラジオ深夜便

2020年08月23日 | 読書から
  葛の花が咲いています

ベッドに入り、明かりを消す 
同時にラジオのスイッチをオンにするのが長年の習慣です。
1時間で勝手に切れるのですが、ほとんど聴かないうちに
眠りに落ちることも結構多い。
最近、 歳のせいでしょうか? 夜中に目覚めることが多くなりました。
そういう時には 再度スイッチオン!

でも、時間帯により歌番組の時はあまり聴きません。
     お話の方が好き

<絶望名言>という、対談形式のコーナーがあります。
聞き手はNHKアナウンサー 川野一宇(かずいえ)氏
話し手は 頭木弘樹氏(若くして難病になり、13年間の療養生活を送った)

月1回なので このところ聞き逃してばかり😕 
 
丁度、図書館で借りた本は読んでしまって
さて、どうしようかと我が家の本棚をながめてみると
数年前に買った<ラジオ深夜便・絶望名言>の本が目に飛び込んできました。
再読してみたくなりました。

小説ではないので何処から読み始めてもOKね
何故  希望名言でなく、絶望名言なのか?

  頭木
たとえば失恋したときには、失恋ソングを聴きたくならないでしょうか?
絶望したときには、絶望名言の方が、心に沁みることがあると思うんです。
絶望したときに、救いとなったのは、明るい言葉ではなく、
絶望の言葉でした。

思いがけない難病になって、本来の人生を失ったという意識が、
非常に苦しかったですね。
そんな時に、カフカの言葉に出会いました。
 「生きることは、たえずわき道にそれていくことだ」と。
わき道にそれるのが、そもそも人生なんだ、という言い方なので、
これはむしろ非常に救いになりました。

  。。。。。。。。。。。。。。。

私、どっちかというと、人生の哀しみとか苦しみ
そういうことの話を聞くことを好みます。
性格なのでしょうかね?

今時の 若い方っていうか40代くらいの方も
ケラケラとよく笑います。
決して悪いことではないですし、笑うことは
健康にもつながると 聞きますが
私は そういう風には笑えないです。

育った時代の違いかもしれませんが、多分、性格なのでしょう。

今の、このコロナ、コロナ渦で 
仕事も、学校も、
あらゆることの方法? あり方が変化しています。
一時的ならいいですけれど、
人は人と一緒にあってこそ、学びもあり、
成長するんじゃないかなあ~
他人との触れ合いが極端に少なくなってしまっては
これからの世の中どんなふうになるんだろう?

私が心配したって 何にもならないんだけれど
人間の知恵で どうか 明るい未来が開けることを
祈るばかりです。

何だか 思ってたことと少し方向が違っちゃったかも?  



求めよさらば与えられん 蘇民将来

2020年08月17日 | 日々のこと
知人のお家、玄関横にある張り紙

   蘇民将来子孫の家

  これって・・・何のこと?
  
     。。。。。。。。
ウォーキング途中で出会った張り紙でしたが
全く意味不明の私

ソミンショウライと打ち込んで検索してみますと
即座に沢山の候補が表示されました。

 
   
私の知識の無さをあらわにするのは恥ずかしくも感じますが
 そのPC検索と あまり時間を置かずに
すご~い 出会いがありました!

。。。。。。。

丁度 その時に読んでいた本
植物の絵と植物にまつわる話が書かれている本の中で
偶然に、出会いました。

要約しますと
大昔、スサノヲノミコトが旅の途次、行き暮れて一夜の宿を乞うたのです。
富める巨旦将来(きょたんしょうらい)は断りました。
弟の貧しい蘇民将来(そみんしょうらい)は
旅人をよろこび迎えて粟飯でもてなしました。
去りがてにミコトは、
疫の流行するときは腰に茅の輪をして
 蘇民将来の子孫のあかしをせよ、
その者たちは疫を免れるだろうと告げました。

。。。。。。。。。。。。

茅の輪くぐりには、その様な由来があることを
はじめて知りました。
遅すぎますが、何だかとても嬉しく思いました。
 日常を暮らしていく中では
別に役に立つってことはないでしょう。
でも、心が
とても豊かになった気分です。

茅の輪くぐりは
近くの神社でも7月の初めに行われていましたが
行きそびれて、あぁ残念! と
思っていた矢先
車で40分ほど先にある神社では
8月いっぱい行っていると知り
先日行ってきました。

お祓いを受け、可愛い茅の輪も頂き
早速玄関に飾ってあります。

コロナ感染がまだまだ収まりそうにない今、
何だかご利益が頂けそうな気分になってきます。



小川の水音に 心うきうき!

2020年08月14日 | 自然
早朝ウォーキング ♫ 

水音がきこえる!
毎日のように ウォーキングする場所
小高い山すそに 昔からの民家が肩寄せ合って建っていて
家々の 南側には各家の畑や田圃が広がっている

田舎ならどこにでもある風景だが
  私は
この景色が 大好き。

線路と交差する道は踏切に向かって 上り坂

私が歩く道は
上らない平坦な道で、踏切に向かう道より更に狭く
自転車やバイクは 通るが まるで自分専用道路のよう
     。。。 。。。
水音が聞こえる
ぼこぼこ ぽこっ  ボコッ ぼこぼこ。。。
小川 といえば、小川にちがいないのだけど
   用水 だから
田圃に水を引き入れるための 堰 がしてある
  堰と言っても 板 1枚だけね

農家の育ちでないからわからないが
水管理の仕組みには 決まり事があるのだろう~
堰を 開けたり閉めたり

人に出会うことなく、一人の時間を満喫する
水音に 心が喜ぶ
小さな泡のひとつひとつが 
希望や 安心感や 懐かしさ…をもたらす喜びの気泡 

小川の(用水の)土手には当然
夏草が生い茂っている
この夏草も 私にとっては 宝物
子供のころから 身近にあった雑草と呼ばれるものの花

宅地が、道路ができ
自然が 急速に失われていく今
雑草・・・だけど 無くならないでほしい植物
それが この場所には残っている

水は 命の源
でも 時には 牙をむいて迫ってくることも。。。
互いに 仲良くやっていけるといいなぁ~


神聖なるもの

2020年08月07日 | 日々のこと
今年はまだハスの花を観に行ってなかったから
朝早くいってみた
 盛りの時は過ぎたようだったが
でも、つぼみ から、種になるところまで
色んな段階の ハスを見ることができた


生まれてはじめての 笑い顔みたい
   はじめまして!
無垢の美しさ・・・花はみんなそうかもしれない
真っ白にみえた お~きな蓮の花だけど
近づくと 花びらの縁に す~っと
色筆でなぞったような 紅のふちかざり
かすかな香りも 強すぎないで高貴
不思議だなぁ~ 
面白いなあ~~
やさしい色の取り合わせ
どんなに素晴らしくても、 
どんなに 美しくても
どんなに 高貴であっても

命あるものは
やがて 
命を終える時が くる
  赤色のハス 
今にも 花びらがほころんできそうな 予感!
生気に 満ち溢れている
 これは まるで後期高齢者の年代?
精一杯に 与えられた生を生き抜いて
次に バトンタッチすれば
それで十分だよ  
 写真がボケボケでごめんなさい
ハスはまるで 天女のようだ
それでいて とっても不思議
そして面白い
一年に一度、この子たちの姿に合わなきゃ
忘れ物をしたまま 
更に来年まで待たなきゃいけない
そんな気がしていた

今朝、 やっと会うことが叶った
大切な友人に会えたみたいな
そんな幸せ時間を
ありがとう

写真のサイズ調整に慣れません。
大きすぎたようですがお許しください