海を越えて。。

去年の秋、茶臼山で育った沢山のアサギマダラが、南に向けて旅立ちました。
そして今、南の島から海を越えて、次の世代のアサギマダラがやってきました＾＾

秋に成虫となって南下したアサギマダラは、沖縄、さらに八重山諸島や台湾まで１０００キロ以上、中には２０００キロ以上の長距離を飛んでいき、そこで産卵して一生を終えます。そして冬の間、暖かい地方で幼虫期を過ごし、初夏に羽化したアサギマダラは、今度は本州を目指します。

茶臼山にやってきたアサギマダラ、とても1000キロ以上も旅をしてきたとは思えないほど、綺麗な羽根をしています。
これから産卵が始まり、この蝶も一生を終えます。そして秋になると次の世代のアサギマダラがまた南を目指して旅立ちます。

なぜ、こんな長い距離を行き来する道を選んだのか。
なぜ、こんな長距離を飛んでても迷わないのか。
こんな小さな体のどこにそんな持久力があるのか。特に秋の南下は逆風になるのに、どうしてこの小さな体で逆風に逆らって長距離を飛べるのか。。

いまだに謎だらけのこの蝶には、聞いてみたいことが沢山あります。。