https://president.jp/articles/-/27387
日本の年金
基本 65歳から
希望すれば 60-70歳の間
〔繰り上げ需給~65歳以前にもらう〕
一か月早まるごとに年金額が0.5%減額
60歳スタート:0.5%×12カ月×5年で65歳からもらい始めるよりも30%支給額が減る
=>65歳で10万円の年金をもらえる人だとすれば、60歳でもらい始めると月7万円に支給額が減る
60スタートの分岐点は76歳
75歳までに死ぬと60歳からもらい始めたほうがよかった
76歳より長く生きれば65歳からもらったほうがよかった
〔繰り下げ受給~65歳よりあとにもらい始める〕
1カ月遅くなるごとに年金額が0.7%ずつ加算
70歳からもらい始めると、0.7%×12カ月×5年で42%支給額が増え
65歳で月10万円もらう人なら、70歳まで支給を遅らせると、70歳から月14万2000円の年金をもらえます。
この場合の損益分岐点は、81歳。
80歳までに死ぬと、65歳からもらい始めたほうがよかったとになり、
81歳以上生きれば、70歳からもらったほうがよかったことになります。
「平均寿命」だけでなく、「健康寿命」も考慮したほうがいいでしょう。
「健康寿命」は、身体に支障がなく、健康に動ける平均的な年齢、
男性72.14歳、女性74.79歳(厚生労働省・平成28年)。ですから、
額は少なくても遊べるうちに年金が欲しいという人は、支給開始年齢を早めるという選択も考えられます。
れからは「人生100年時代」。あまり早くからもらってしまうと、少額しかもらえないので長生きしたらお金が足りなくなってしまうかもしれません。それが心配なら、働き続けられるうちは働いて、年金はそれ以降にもらうという選択もいいでしょう
〔サラリーマン〕
サラリーマンや公務員の年金は「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の2階建てになっています。
この老齢基礎年金と老齢厚生年金は、それぞれ別々に「繰り下げ受給」ができます。老齢厚生年金は65歳からもらい始めるけれど、老齢基礎年金は70歳からもらい始めるということができるのです。
『年金だけでも暮らせます』(荻原博子著・PHP新書刊)
例えば、老齢基礎年金部分が月5万円、老齢厚生年金部分が10万円だったとすると、65歳からは老齢基礎年金の5万円をもらい始め、老齢厚生年金は70歳からもらうというチョイスができるということです。
日本の年金
基本 65歳から
希望すれば 60-70歳の間
〔繰り上げ需給~65歳以前にもらう〕
一か月早まるごとに年金額が0.5%減額
60歳スタート:0.5%×12カ月×5年で65歳からもらい始めるよりも30%支給額が減る
=>65歳で10万円の年金をもらえる人だとすれば、60歳でもらい始めると月7万円に支給額が減る
60スタートの分岐点は76歳
75歳までに死ぬと60歳からもらい始めたほうがよかった
76歳より長く生きれば65歳からもらったほうがよかった
〔繰り下げ受給~65歳よりあとにもらい始める〕
1カ月遅くなるごとに年金額が0.7%ずつ加算
70歳からもらい始めると、0.7%×12カ月×5年で42%支給額が増え
65歳で月10万円もらう人なら、70歳まで支給を遅らせると、70歳から月14万2000円の年金をもらえます。
この場合の損益分岐点は、81歳。
80歳までに死ぬと、65歳からもらい始めたほうがよかったとになり、
81歳以上生きれば、70歳からもらったほうがよかったことになります。
「平均寿命」だけでなく、「健康寿命」も考慮したほうがいいでしょう。
「健康寿命」は、身体に支障がなく、健康に動ける平均的な年齢、
男性72.14歳、女性74.79歳(厚生労働省・平成28年)。ですから、
額は少なくても遊べるうちに年金が欲しいという人は、支給開始年齢を早めるという選択も考えられます。
れからは「人生100年時代」。あまり早くからもらってしまうと、少額しかもらえないので長生きしたらお金が足りなくなってしまうかもしれません。それが心配なら、働き続けられるうちは働いて、年金はそれ以降にもらうという選択もいいでしょう
〔サラリーマン〕
サラリーマンや公務員の年金は「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の2階建てになっています。
この老齢基礎年金と老齢厚生年金は、それぞれ別々に「繰り下げ受給」ができます。老齢厚生年金は65歳からもらい始めるけれど、老齢基礎年金は70歳からもらい始めるということができるのです。
『年金だけでも暮らせます』(荻原博子著・PHP新書刊)
例えば、老齢基礎年金部分が月5万円、老齢厚生年金部分が10万円だったとすると、65歳からは老齢基礎年金の5万円をもらい始め、老齢厚生年金は70歳からもらうというチョイスができるということです。