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では英国に行きましょう

久々の海外旅行の覚書。
しかし役に立つ英国情報はございません。
自分のための記録♪

2日目:シャーロックホームズ博物館

2014-01-13 17:35:05 | シャーロックホームズ博物館
すっかり時間をロスしたため、ここからの動きを確認する。

トラファルガー広場で打合せなんて、ロンドナーみたい♪

最後にエロス像(※)まえで写真撮って。


しかし、高い。高すぎます、エロス。
ロンドンっこのシンボルとのことですが、高すぎて親しむどころか姿かたちすらおぼつかない。
ロクに見えないシンボル。新しい。


結局、ホームズ博物館とアビーロードへ行くことになる。

来ましたベイカー街!

チューブの壁がホームズ先生ってすごい!無数の小さいホームズ先生で、このデカホームズ先生が描かれていますです。

ところで、この「横顔」「パイプ」「鹿撃帽」だけで、シャーロック・ホームズとおもわせるキャラクタナイズ、見事!としか言いようがない。
黒、の3色で世界のスターのミッキーマウスを表すのに匹敵するイメージ戦略とおもう、そんなわたしはディズニーファン。


ベタベタの観光名所を巡っているので、「人ごみのあるところ目的地あり」状態になっています。
ある程度の目安をつけていけば、あとは人だかりが場所を教えてくれるという便利な仕組み。
反対側の道路を歩いていたけど、人の行列のおかげで間違いに気づけました。
急いで通りを横切って、行列の最後尾につける。
レストレード警部みたいな恰好をしているひとが何事かをまくし立てて去って行ったが、こっちまで近寄ってきてくれなかったこともあって聞き取れず・・
前のひとに問うと、「まずチケットを買ってから並べ」と言っている、とのこと。そーゆうことは口頭伝達やめれ、看板掲示にすれ。無駄並びになったでねえか。
あわてて隣のホームズショップに飛び込む。
ホームズショップ、いいかんじに暗くて怪しくて、当時のロンドンっぽいかんじ。
日本人家族がキーホルダーを買うか買わないかでもめていた。
異国に行くと、なぜか自国民と群れたくない気持ちがわいて、「わたしは別のくにから参りました」という顔を作ってすましてしまう。
何でだろう…日本人に捕まって、異国気分を粉砕されたくないからかな。
なので日本人がいるところでは気配を消して、極力日本語を話さないように口をつぐむわたし。

チケット買って急いで帰ってきたけど、入場は次の回にまわされてしまった・・ちぇー
列を仕切っているのはきっとレストレード警部なのだとおもう。
この方が素晴らしく愛想がないが、すてきにイケメンでして、珍しくお母さままできゃっきゃする。待っている間に撮影会開催。


お母さま、リクエストしても滅多にファインダーの前に立つことないのに。今回はそそくさと自主的に被写体になっていた。

見えますでしょうか、お母さまのおメガネにかなったいけめんです

なかなかにレストレード警部の衣装も似合うんだけど、残念ながら早々に選手交代してしまう。若しかすると交代時間が近かったのも、無愛想の原因だったのかもしれない。
お母さまがっかり。今度はほっぺたが赤い、少年のような愛想のいい子にチェンジしました。

ジミーくんというかんじ。待っている間の余興に、鹿撃ち帽とパイプ、ワトスン先生の山高帽を借りて写真とらせてくれました。
が、ジミーくんとは一緒に写真撮ってあげていない、ほんとうに面食いなお母さまなのでした。

さてジミーくんと交代して15分くらいは経ったのに、一向に入れてくれる気配がない。
初めはウキウキのニッコニコで待ってて、帽子かぶってポージングしたりして、わたしに内心で「こどもか」と突っ込まれてた、白人のおじちゃんが遂にしびれを切らす。
「おい、まだなのかい?」
それに対してジミーくん、「ぼくは交代したばかりで、いつみんなが入れるかわからないんだ。ぼくも指示が出るのを待ってるんだよ」ときた。
まさかの回答。いいのかそれで。いやよくねーよ。引き継げいけめん。

しかし、あたかもそのおじちゃんのセリフが中の人に聞こえ、「あ、やべ。時間過ぎてた」って気づきに繋がったかのようなタイミングで観光客が次々追い出されてゆき、その後ろからメイド姿の女性が登場し、ようやく我々も入場がかなうことに。
もしかしたらぐっじょぶかも、おじちゃん!

映画だったら半券切られたり、地下鉄だったら切符に穴開けられたり、列車だったら切符切られたりするけど、ここの博物館はチケットを購入時に渡されたパンフレットにどう見ても「モジャモジャ」としか言いようのない殴り書きをちこっとして、受付完了となる。
余計なチケットを生まないので非常に合理的だとおもうが、殴り書く場所は決まっているのだろうか。
このパンフレット、並んでいるひとに譲渡したら、無料で入れちゃわない?いいんだろうか。
チケットはチケット購入時のレシートをチェックされるのかとおもってたよ。一瞥もされなかった。








ここから、ネタバレに近いかんじだとおもうので、これからホームズシリーズを読む方はご注意くださいまし。


きしむ階段を上がって、ホームズ先生たちの応接間へ。

帽子使って、暖炉のまえの椅子に座って写真撮らせてもらえますー

我々は一行の中では一番だったので、撮られている間、順番待ちしている外国群衆にじいっ・・・・・と見つめられることになる。
そんな中でシャッターにとまどうお母さま。お願い早く!一刻も早く!!
彫りの深いひとたちの「早よせえ」オーラ、耐えられないの!!彼らの頭上に『ずぉお』って擬音がみえる!!!

針の筵でございました・・・・・・・ふぅ。。
『ずぉお』の外国人群衆の写真はもちろんないけど、わたしの目のシャッターには連写で記録されています。


ふたりぶんの食卓テーブルもあります。

ちっちゃっ。
しかしイギリス料理ってワンプレートって印象があるから、このサイズでもOKだったのかな。
京都のおばんざいだったら一人分で精いっぱいだな。


ここでイングリッシュ・ブレックファスト採ってたりしたのかしら。


ホームズが相談に訪れる依頼人の品定めをしていたのは、この窓からかな??

このテーブルで、ハドソン夫人のごはんを食べていたんですねー。
男ふたりなのに、すごく畏まったテーブルにみえる。
イートン校出身のイギリス人は朝食をとるまえにネクタイまで締めてから食卓につくというから、格式ばったテーブルに見えて、彼らからするとふつうなのかしら。


科学道具セット、かな。
・・・・こんな狭いところで実験してたの??


ホームズ先生と、探偵道具と。
このホームズ先生、どっちかっていうとモリアーティ教授のイメージだなあ。


赤毛連盟だね。
赤毛が特徴的なウィルスン氏とのことですが、ぶっちぎりで髭のほうが気になるよ・・なにこれ、エラ髭?


フランシス・カーファクス姫の失踪、かな。
いちおうホームズ先生の肩にはさわってませんよ。

しかしさぁ…ここの博物館のオーナーにひとこと物申す。
胸像と蝋人形で、ホームズ先生の顔立ちが違いすぎやしないか。別人じゃないか。統一しようぜ。
蝋人形作家は、若者でいけめんふうのホームズ先生にしたかったのかな。鹿撃ち帽かぶってなきゃ、姫の婚約者の青年と捉えるところだぜ。
ホームズ先生はクスリもやるしヘビースモーカーだし熱中すると三食忘れるようなひとなのに、このお上品な人形ぼっちゃんからはその狂気がどこからも感じ取れない。


まだらのひも。・・こんな忘年会のサラリーマンが頭にネクタイ巻くみたいな死体だったっけ??
ところでイギリス人って寝るときでもワイシャツに蝶ネクタイしめるひともいるのでしょうか??
このシーン、深夜・・3、4時だったはずなのだが。紫のガウン着てるから、中は寝間着だよね…?


このほかに「まじかよ!!!」っておもったのが「ボヘミアの醜聞」のボヘミア王の人形だったのだけど、、、写真撮り忘れた。。
原作読んだとき、マスクで顔が隠れているのにホームズ先生たらよくぞまあボヘミアの王様だって見抜いたなと感心していたのだけど・・
なにも隠れてねぇ。顔知ってたら全然、わかっちゃう。目も鼻も露出してる。これでよくぞまあ「身分を隠さねばならぬゆえ許せ」なんて言えたな、と。
王様の身分バレで人間ひとりの命吹っ飛ぶというのに・・・・・
これで変装というのなら、多少フレームが厚いメガネでもたいして変わらないとおもうの…



このほかに、唇のねじれた男、ブナ屋敷などの人形がありました。
3階は不気味人形たちの巣窟なので、入る前に心の準備をしてってください。わたしはノー警戒で入ったので、心臓がちぢみました。





博物館しゅうりょう。
あー、ちゃんとホームズ読んでから行けばよかったなと帰国してつくづくおもう。
わたし、ホームズ先生より断然ポアロたんがすきなんですよヘイスティングス。(モナミ、と読んでくれ)
ポアロ博物館があったら「これ何のシーンだかわからない・・・・」人形なんて一体もなかっただろうに!!ってムリか!!!そんな特徴的なひといないか!!!!
あぁ、でもでも。
いつもこのグラスで黒スグリのシロップやチョコレートを・・
この部屋はシンメトリに欠けますね
まさかこの人形は忠実なるジョージでは!?
とか、もっと無駄に濃い記事になったのに。このサイズの博物館なら5つくらい記事わかれそうなくらい。
しかしベルギーにもロンドンにもポアロたん博物館が無いなんて、なんということでしょう・・・・