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では英国に行きましょう

久々の海外旅行の覚書。
しかし役に立つ英国情報はございません。
自分のための記録♪

最終日:ロイヤルナショナルホテルで朝食を

2014-01-31 16:02:37 | ロイヤルナショナルホテル
滞在最終日にして、初めてホテルで朝食を摂る。
無料で食べられるのに、
 初日→到着が夕方なので当然ナシ
 2日め→The Breakfast Clubであさごはん
 3日め→ツアーで朝食をレストランで摂れず
という流れだったため、ついに最終日までお預け状態。
悪名高い(そんなんばっかやな・・)ロイヤルナショナルホテルの朝食、実際のところやいかに。
あまりにも口コミでコテンパンなので、一周回って徐々に楽しみになってきているわたし。

さて、他のブログによるとオープン時間の8時ごろには長蛇の列で、すごく並ぶとの報告あり。
というわけで1時間くらい早めに行くよ!とふたりに発破をかけるも
「えー」
「えー?」
「ていうかその下調べ、今のところはずしまくってるじゃん」
「そうだそうだ」
「それに、そんなに焦らなくたって大丈夫だよ」
「そうだよ、考えすぎだよ」
むきー。何たる言い草。身を粉にして下調べに尽力した娘(姉)に対して言うことばでしょうか。
確かに、ヒースロー空港に飛行機が着いてからホテルの部屋に入れるまで、余裕持って4時間と見積もったのはおおいに誤報でしたよ。
ホテルで身を休められるのは22時過ぎを覚悟せよと言っていたのに、結果18時台にはホテルに荷を置いて外出までできてましたよ。
(でもそれだってヒースローの1時間はかかると評判の入国審査と、ロイヤルナショナルホテルで1時間はかかるという団体客に占拠されるチェックインが、たまたま両方ともラッシュ時間を偶然避けられたからの結果なのよ!!!と主張しておく)
(それでも20時じゃんとか無粋なこと言わない)

色々下調べしたのに、完全に家族の信頼をうしない家庭内ヒエラルキー転落。
でもね、あんまり意味なくても早々と行動してたっていいじゃない。
レストランが閑散としてて、いつ行っても並ぶことなかったとしても。
逆に情報が正しくて、並んで並んで今日という最終日の大切な時間を無為にするよりいいじゃない。
等々と説得し、オープン10分前の7:50には先発隊としてひとりロビーに降り立つわたし。

レストラン入口はフロントむかって右奥。エレベーターホールの隣ね。フロントむかって左奥にもドアがあるが、どうやら出口専用の様子。
チェックインのときに教えられたことをみんなちゃんとおぼえていたのか、左奥に並んでいるようなおバカさんはいなかった。
オフシーズンの平日、月曜日の朝が幸いしたのか、わたしが並び出した時間には客もあまりおらず。
席待ちすることはなさそうだなと安堵。ちょうどホテル併設のショップが2つ並んでいるので、窓ガラスから見えるお土産物を物色。
あっ、オックスフォードのパーカーがあるー!!!
オックスフォードのロゴ入りパーカー、フードの中がユニオンジャックなので観光客です!観光いってきました!ロンドンです!観光ですって!を全力で主張しているのが、むしろ可愛い。部屋着にしたい。連れ帰りたい。
ネイビーとグレーあるけど、ここはグレーが可愛いよねえと話している内に、相変わらずナチュラルに抜かれた。
そうだった、ここのホテルの行列は治外法権なのだった。。
さほどひとがいないので気にならないが、ドアの手前に散らばるかんじでみんな待機しているので、あとから来たひとが横入りし放題の状態。
混んでる時期だったら死活問題だな。

さてレストラン。奥に広い作りになっている。
もちろんインド系のスタッフさんに誘導された先には、コンチネンタル・ブレックファスト。
なので、メニューはすべて列記してもすぐ終わる。
パン(食パンと丸パン)、バターとジャム、オレンジ(缶詰)、グレープフルーツ(缶詰)、シリアル(3種類)、ミルク、コーヒー、紅茶、ジュース。以上。
陳列は2レーンあるけど、どちらも同じメニューだった。騙されてはいけない、って期待して両方まわったのはわたしぐらいだったが。
口コミで散々読んでいたので、品揃えには一切不満なし。後で飢えないように、モリモリ食べようと数少ないメニュー全品制覇する。
大量にとって席を確保しにいこうとすると、ちょっと離れたところだけど入口から流れに従って進むと必ず目に入るところにアップグレード朝食コーナーが。
間違ってアップグレード朝食をよそおうとして止められている客続出。そしてそのままアップグレード(その場でお支払い)する客も続出。
あらまあ、ホテルの戦略に引っかかっているわ・・・とおもっていたらうちのお母さま「こんな寂しいごはん、嫌」
・・・やっぱり?
というわけで我が家もひとり£5支払って(レジ打ちはもちろんインドネシア系おばちゃん。訛りすぎて何言ってるのか聞き取れない!!)アップグレード。

グレード上げると、あっちゅう間にイングリッシュ・ブレックファストになる。
2日めに「今日しか食べられないから!」とThe Breakfast ClubでMonty食べた意味を問われることに・・味は断然TBCに軍配上がるので、意味はちゃんとあったんだけどね。。


はい、とりすぎたー。ミルクの右横までわたしの領域。
手前のチョココーティングのシリアルが甘まず!食べたことあるお菓子に似ているので、好みの問題かな。

アップグレードで入手したメニューは目玉焼き、ベイクドビーンズ、スクランブルエッグ、ベーコン。
言うまでもないけどベーコン以外は無味だからね、レストラン中央部にあるケチャップや塩で個々人の好みに味付けをして召し上がる。
口コミはコテンパンのボコボコだったけど、味はまあまあ、というかこのホテルや部屋など、その他設備に足並み揃えた朝食というかんじ。朝食だけ突出するようなことはしない。
まあそもそも無味。
味付けの塩やらケチャップはビニルの小袋を千切ってかける仕組み。コンビニのサラダドレッシングみたいなかんじ。
自分で味付けするって、なんだか侘しい・・・。
さみしいゴハンであっても、タンパク質が胃に再度戦争を仕掛けてきたので、白旗あげて満腹。

食べながらおもうこと。
ここ、スタッフさんが異様におおい。
混雑したときはテーブルを片すのに大活躍するとおもわれるけど、まあまあキャパシティと同程度の人数しかいないときは気になるというか、居たたまれない。
つくづく日本ってすごいんだなとおもった(いい加減日本贔屓を認めるべきかもしれない)。日本では店員さんが周囲を巡回していても「レストランの店員」さんがいる、という認識しかしない。お冷がなくなってないか等気配りはしていても、視線が当たっていることすら気づかない。
けど、けどね、ここは違う!彼らはレストランの店員さんである前に、個を持ったベンジャミン氏だかハッサン氏という人間であって、横に立たれると「なんでハッサンそこにいるの?」「ベンジャミンは何見てるの?」「ていうかオニイサン、朝飯食べた・・?」という気分になる。
混雑しだしたレストランで、席が空くのを待ってるひとたちに凝視されている感覚というのだろうか・・うーん、、それも違う・・。
無関心の好奇の目に晒されていたような。
そもそもオープンして5分で平らげて出ていくようなひとなんていないだろうから、タイムシフト調整できないのだろうか。結構みんなゆっくりしてたし、ちょっと人数薄くして配置してもいいとおもうの。。

最後に。ここのパン、丸パンは食べれたもんじゃなかった。つらい。トーストはまだイケるとおもいます。
パンがまずいってどういうこと、のくに(日本)から来たひとには言っている意味が分からないと言われそうだが、わたしも自分で言っていることがわからない。
無意識にポルナレフ状態。
固い、とかじゃないんだ。まずいんだ、パンが。パンって、不味くできるんだよ母さん。

日本と同程度の食事を期待している場合はきついかもねってかんじでした。
こんなコンチネンタル・ブレックファストでも、短期間ならつらいともおもわないかも。

1日目:ロイヤル・ナショナル・ホテル

2014-01-10 22:34:08 | ロイヤルナショナルホテル
この旅でとったお宿は、RoyalNationalHOTEL。ラッセル・スクエアから駅近です。
どれだけ近いかと言うと、駅を出てから左に進み、交差点を渡って右にまっすぐ進んだら左手側に現われる。
説明がこんなに簡単に済むくらい近い。日本でよく道訊かれるけど、こんな簡単に説明終わることあんまりない。

さて、このRoyalNationalHOTELですが、出発前に調べた口コミの評価は辛め。
・チェックインに一時間かかった。
・宿泊フロアが学生寮のようだった。
・布団やタオルが匂う・・
・壁薄い。うるさい。
・若者団体客の行きつけ?深夜までうるさい。
・交通の便がいい。
・アクセスがいい。
・ていうかアクセスだけはいい。
・立地はよかった。
・ていうか立地だけは(略)

などなど、母を連れていくにあたって不安になるフレーズの連続。
だから、気合を入れて行った。

建物は南棟と北棟に分かれているけど、チェックインは南棟で。
心配していたチェックインは、またも時間に助けられ、さほど待たずに完了。
しかしして、「イギリス人は横入りをしない。列をしっかり守る習慣がある」という前評判を聞いていて、「まあ!まるでどこかの優秀な民族が住まうアジアの小さな島国のよう!」とすっかり安心して来たのだが、ホテルは当然ながら諸外国からくる他国人観光客ばかりなので、極めて自然に横入りされた。
横入りがナチュラル極まりないので、「このひと、さっきからいたっけ」などウカウカしている間にどんどん後ろに順送りされてしまう。油断した。

チェックイン表は一人一枚。パスポート番号とか、事細かに記入を要求されます。住所も記入する欄があるので、英表記に戸惑った。
日本では名前と住所程度しか聞かれないけど、パスポート番号まで記入を求められるのは何かあった時にすぐ照合するためなのだろうな、インターポールとか大使館が(趣味や嗜好が偏っていることが一瞬でわかる一言)

お部屋は3rd floor。4階ですね。
言うまでもないけどイギリスは1階がGrand floorなので、階数表記が日本とは違う。
リフト乗るとき混乱するかな・・・とおもったけど、すこしもしない。
階数表示のボタンもGrand floor、1st floorとなってるので心配いらなかった。


さてお部屋。残念ながら、リニューアルされたという北棟ではなく、南棟でした。
ありがたいことにエレベーターホールからは近いお部屋。
これ、一番端の部屋だったら1ブロックくらい余計に歩く羽目になりそう。消失点ができそうなくらい、ながーい廊下だった。
ロイヤル ナショナル ホテルの写真
ロイヤル ナショナル ホテル
(トリップアドバイザー提供)
こんなかんじ。明るいな、これ北棟かな?


お部屋の扉からして年季入ってる!学生寮という表現をしたひと、言い得てる!!
このお部屋の敗因は、カバーを紫にしたことだとおもう。
ロイヤル ナショナル ホテルの写真
ロイヤル ナショナル ホテル
(トリップアドバイザー提供)

ロイヤル ナショナル ホテルの写真
ロイヤル ナショナル ホテル
(トリップアドバイザー提供)

こんな部屋。
テンション落としにかかってるぜ!!
現に疲れ切ってこの部屋に帰ってくると、シャワーを浴びる気力なくベッド上で死んでしまうのは、この部屋の色ぢからにも因っていたきがするよ。
しかし、「シーツが汚い・・」「タオル、くさっ」などの心配は杞憂に終わる。総じて、設備は古いながらも、清潔を保とうとする努力がみえるホテルというかんじ。

ロイヤル ナショナル ホテルの写真
ロイヤル ナショナル ホテル
(トリップアドバイザー提供)
トイレはビデさんと向き合うタイプ。でもお風呂とは別で、ありがたい設計。
イギリスにて改めてTOTOさんに感謝。便座にウォッシュレットをはじめとした機能を一体化させたその功績は偉大だ。

ロイヤル ナショナル ホテルの写真
ロイヤル ナショナル ホテル
(トリップアドバイザー提供)
シャワーは固定式。そのうえかなり頭上から高い位置にある。でもお湯がゴンゴン出るのであまり困らない。滝修行ゴッコができます。


アメニティや設備はよその口コミでも腐るほど読めるとおり、何もない。
せっけん・ガラスコップ(人数分)・バスタオル(人数分)・洗面台にかけるタオル・足マットタオル で終了。
ハンガーはあったー。でもスリッパはありません!我々はKOREAN AIRで出てきたスリッパでホテル生活をしのぎます。
ドライヤーは無料(デポジットで£20必要)で借りに行かねば、と考えてたけど最初からついてるお部屋だった。らっきー。
ちなみに部屋によってはコンセントタイプがCタイプのところもあるらしいが、我々のお部屋はBFタイプだった。


で、すごーくすごーく助かったのは備え付けのケトルと紅茶・コーヒーと、人数分のカップ!
ロイヤル ナショナル ホテルの写真
ロイヤル ナショナル ホテル
(トリップアドバイザー提供)

舌が貧しいわたし、ここのホテルで水道水から淹れた紅茶がいちばんおいしかった。笑
ただのティーバックなので、紅茶の質ではないとおもう。ほんとうに紅茶のくになのだということなのでしょうか。
水の良しあしで旨いまずいがわかるほど優秀な舌はしてねー。とおもっていたわたしに対し、オイオイなめられたもんだぜ?って紅茶がいっている。
コクなのかな?とにかくおいしかった。

英国のお水、帰国してから改めて調べたところでは硬水で、多分にカルシウムなどの石灰を含んでいる水質なのだそう。
「潔癖症の人間はケトルの中をのぞくな!!」と言われていたのだけど、どうやらケトル内部に石灰がこびりつくくらい水に含有されているそうな。
しかし、わたしがケトル内部をのぞいてみた限りでは、そんな様子なかったので、スタッフさんはそこまでお掃除してくれてたのかな(え、潔癖症?なにそれ)
ただ、初めて部屋で紅茶を入れたときに、表面に膜のようなものがドワっと広がっていたのにはびっくりした。最初は埃が浮いてるのかとおもった。(しかし躊躇なく飲んだ)
どうやらそれがカルシウムだったのかもしれない。
あー、おいしかったなーー・・・イギリスの水道水、ペットボトルか何かで売ってくれないだろうか。紅茶淹れる用に欲しい。


そういえばテレビもあった。でも一度も見れなかった。ていうか点かなかった。BBC、見たかったな。