江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

「世も末」だなと思ったこと

2024-04-12 | 随想
ここのところ全くうんざりするニュースが多い。
裏金にまみれ、しらばっくれる国会議員が跋扈する政治はもとよりだが。



つい先日は、高校生になったばかりの女子生徒が、ホストに600万円もの金を巻き上げられ、そのホストが逮捕されたというニュースがあった。

別の日には、そういうホストクラブに入れあげた女性に借金を払わせるため、海外での売春をあっせんするグループが摘発されたというニュースもあった。

ホストクラブは、いってみれば「特殊詐欺グループ」において、ターゲットに最初の電話をかけて引っ掛ける「かけ子」のような役割をしていることになるのではないか。


はたまた、小学生が「100万円持ってる」と同級生に自慢したことがきっかけで偽金貨だの変わった紙幣だのを売りつけられて、90万円近くを支払ったという。


本当にこの社会は、モラルのへったくれもあったものではない。
こうしたモラルハザードに陥った日本は、本当に大丈夫なのか?

子どもまで「今だけ、金だけ、自分だけ」の大人たちのムードにどっぷりとつかりきっているのではないか。

子どもに「道徳」を強制した政治家が、「嘘つき」で「責任回避行動」に必死な姿は、ブラックユーモアにもならない。子どもたちがまともに成長するためにも、今の政治に「レッドカード」が必要だ!


余談になるが、偽金貨を売りつけられた小学生が、アルキメデスの浮力発見のエピソードを聞いたことがあったら騙されなくてすんだのではないかと思った。

「わかった!(ヘウレーカ!)」と叫んで、素っ裸で街をかけていった」というあれである。

科学の発見の逸話は、小学生の興味を掻き立てるものだったのだが。
いまはどうなのだろう?



-K.H-

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 面積の公式について | トップ | NEWS江戸川区教組 No.2401 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

随想」カテゴリの最新記事