江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

兵庫県知事のパワハラ問題で思ったこと

2024-08-31 | 随想
兵庫県知事のパワハラ問題が、連日報道されている。

知事は、しれっとした顔で「適切な指導の範囲内」とか「認識はない」を繰り返し、責任を逃れようとしている。

報じられている内容は、明確に「パワハラ」に該当するだろうし、何より、通報者を自殺に追い込んだことは絶対に許しがたい。


しかしながら自分が思ったのは、パワハラかどうかということではない。
ここにも「憲法破壊がある」ということだ。

特別公務員の知事も含めて、国家公務員・地方公務員は憲法15条の2で「すべて公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と規定されている。

本来、公務員は上司である誰かに奉仕するのではなく、国民全体に対して責任を負い、全体に奉仕すると憲法で決められているのだ。
それなのに、「俺さま」気取りの知事に気を使って、媚びたり忖度したりするのは、公務員としてあってはならないことだと思うのだ。

本当なら、こういうことは公務員としての常識であり、幹部クラスも(当然であるが知事自身も)こうしたことを踏まえて仕事に当たらなくてはならない。

ところが、選挙で選ばれたことで王様になってしまう首長は少なくない。
あの、大阪の橋下元知事や、近くは安芸高田市長の石丸氏も同様だ。

だから、こうしたところでも「憲法の破壊」が進んできたのだと思ったわけだ。


私たち国民は、今こそ声を大にして言わなくてはならない。
「私たちのために仕事をせよ!」と。
そして、何よりも、パワハラ体質を持った「俺さま」候補を当選させてはならないのだ。




-K.H-

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